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【阪神】岡田監督「苦しいってオマエ、そんなんずっとやんか」 延長惜敗で4位後退

東スポWEB / 2024年7月5日 23時19分

ベンチで渋い表情の阪神・岡田監督

阪神は5日のDeNA戦(甲子園)に1―2で競り負け、4位へ後退。何としても白星をもぎとりたかったカード初戦を落とし、貯金0に逆戻りした。

「一緒やなあ。今日も」。試合後、岡田彰布監督(66)が漏らした言葉が全てを物語っていた。投手陣が最少失点の継投で踏ん張るも、拙攻の沼に沈み込む打線がまたも応えられない。今季何度も見てきた光景が、7月に入って、なお繰り返された。天敵の相手先発・ジャクソンは今季4度目の阪神戦の登板。猛虎はこの日も借りてきた猫のように6回無失点と沈黙し、対戦防御率は0・38という異次元の数値まで悪化した。

2番手・坂本から何とか1点を奪い、1―1の同点に追いつくも、その後のスコアボードはゼロ行進。接戦をもぎとるべく桐敷―ゲラ―岩崎と切り札の勝ちパターン継投陣をマウンドに次々と送り込んだが、延長10回に5番手として登板した石井が、佐野に決勝の適時打を浴び万事休す。敵地・広島からの移動ゲーム。日中の最高気温が34度まで上昇した酷暑が、無力感と徒労感をさらに募らせる。

「苦しいってオマエ、そんなんずっとやんか」。前カードの対広島3連戦を2勝1敗と勝ち越し、チーム状態も上がってきたかに思えた矢先の手痛い黒星。指揮官は「そらもうなあ。勝てるゲームだったかも分からんで。チャンスで誰かが打ってたらな」と言葉を絞りだした。

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