【若松ボート】天野友和 ペラ調整で底上げへ「まだ重たいし、伸びるわけでもない」

天野友和

ボートレース若松の若松夜王シリーズ第１戦「アヤメカップ海属王決定戦」は６日、初日の幕を開けた。

天野友和（４６＝愛知）は１９９７年５月のデビュー以来、切ったＦはわずか２本。２０１６年の尼崎で２本目を切った時にはピットが騒然となった。選手間で〝Ｆを切らない天野〟はそれほど有名なのだが、平均ＳＴは０・１６と遅くない。Ｓに対する嗅覚が尋常ではないのだ。

そして、典型的な晩成型で、初Ａ１が２３年後期なら初Ｖもデビュー２６年目の２３年２月。これは〝バブル〟ではなく、熟成された本物の実力だ。初戦となった２Ｒ、３コースまくりの快勝にも「前検ほどじゃないけどまだ重たいし、伸びるわけでもない。もう少し回転を上げてみます」とプロペラ調整を進める構え。２日目の機力は一段階アップしているはずだ。