1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

〝橋本真也負けたら即引退〟辻よしなり氏と小川直也氏が回顧「タモリさんも見てくださった」

東スポWEB / 2024年7月7日 6時19分

小川直也(左)に重爆キックを放つ橋本真也さん(2000年4月7日、東京ドーム)

バルセロナ五輪柔道銀メダルの〝元暴走王〟小川直也氏(56)が、自身のユーチューブチャンネル「小川直也のハッスルch」を更新。元テレビ朝日アナウンサーで現在はフリーアナの辻よしなり氏(63)がゲスト出演し、〝破壊王 vs 暴走王〟の大抗争を振り返った。

辻アナは新日本プロレス中継「ワールドプロレスリング」のメイン実況を務めたことで知られる。1999年1・4東京ドーム事変はもちろんのこと、2000年4月7日の「橋本真也34歳、小川直也に負けたら即引退! スペシャル」まで、〝破壊王〟こと故橋本真也さん(享年40)と小川氏の抗争も名実況で盛り上げた。

当時を回顧した辻によると、小川氏は師匠の故アントニオ猪木さんによって取材規制が敷かれており、小川氏の取材を申し込んでも「小川の取材はナシにしてください」と周囲からNGをくらっていたという。「橋本の取材はできても。小川の取材はできない。それをできないと言ったら、完全にアナウンサー失格みたいなところがある。その怒りというか、ストレスというか、そういったものをぶちまけようみたいなところも(実況に)自然と出ちゃったと思う」として、小川氏の当時の印象は「いいわけないでしょ」と苦笑いする。

「プロレスは戦いだ」の信念を貫いた猪木さんは、リング外でも徹底。新日本側に立たざるを得なかった辻アナを〝敵〟とみなして、小川氏に近づけなかった。当時の新日本側も小川氏に強烈な敵対心を抱いており「何でそんなに怒りが込みあげちゃうんだろうぐらい」敵視していたという。辻アナは、そうした殺伐とした空気をリング外でもつくり出した「猪木さんはさすがだと思う」と話す。

橋本 vs 小川の決着戦となった「負けたら即引退」はゴールデンタイムで生中継され、「瞬間(最高視聴率)24%を超えた。ものすごい数字をたたき出した」(辻アナ)ほど大きな反響を呼んだ。辻アナら中継陣も「みんなに見てもらいたいという気持ちがすごく強かった。プロレスファンじゃない人も社会現象になってくると、いろんな方が見てくれるので。そのムーブメントをもう一発起こしたいなというときだった」と並々ならぬ決意で臨んだという。

試合は、小川が橋本の猛攻で肩を脱臼しながらもSTO連発でTKO勝ちを収め、橋本を引退に追い込んだ。辻アナは壮絶な死闘に感情移入するあまり、実況中に「泣きながらやっていました」。その上で、数日後に人気の深夜番組「タモリ倶楽部」に出演した際の〝秘話〟を明かした。撮影に入る前に、番組の司会を務めるタモリから「辻ちゃん、泣きすぎだよ」と言われたのだという。

辻アナは「タモリさんは、いつも別にプロレスをめちゃくちゃ見ているわけではないですから。タモリさんも見てくださるぐらい、いろんな方が見てくださったと。社会現象にちょっとなったなと。小川と橋本の戦いがプロレスファンじゃない方にも認められたんだと、すごくうれしい一瞬でした」。これには小川氏も「辻さんの実況がなかったら、橋本戦がここまで盛り上がることがなかった」と〝涙の実況〟に感謝を述べていた。

橋本さんは11日に19回目の命日を迎える。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください