パリ世代の細谷、平河、松木の海外進出は確実か 東京五輪後には８人が欧州に移籍

柏の細谷真大

パリ五輪メンバーが海外クラブから熱視線を集めている。すでに１８人のメンバーが発表されているが、大会後に多くのＪリーガーが海を渡ることになりそうだ。

元日本代表選手らと契約しているスポーツマネジメント会社代表は「パリ五輪メンバーの海外移籍？ ウワサは聞いているし、当然そういう選手も出てくるだろうね。五輪は『選手の見本市』とも言われているし、東京五輪の後に、三笘（薫＝２７、ブライトン）とか、たくさんの選手が海外移籍しているから今回もそうなると思う」と指摘していた。

２０２１年の東京五輪後の夏に、三笘とＦＷ林大地がベルギー１部シントトロイデンに移籍。２２年の冬にはＦＷ前田大然やＭＦ旗手怜央がスコットランド・プレミアリーグのセルティック、ＤＦ町田浩樹はベルギー１部サンジロワーズ入りするなど、大会から約半年の間で、８人の五輪メンバーが海外進出を果たしている。

すでにパリ五輪メンバーのＦＷ平河悠（町田）はイングランド２部ブリストル移籍が濃厚。ＦＷ細谷真大（柏）に同２部サンダーランドやドイツ１部ボルシアＭＧが興味を示すと伝えられている。また「移籍の可能性」を理由に、五輪メンバーから落選したＭＦ松木玖生（ＦＣ東京）にはイングランド・プレミアリーグのアストンビラやオランダ１部ヘーレンフェイン、スペイン１部マジョルカ入りの可能性が海外メディアで報じられた。

Ｊ１クラブの強化担当者は「何人か海外移籍するだろうけど、海外クラブは五輪世代（２３歳以下）よりも若い、１０代の選手を探していると聞いている」とも話していたが、パリ五輪で真価を示せば、多くの日本選手が海外移籍を実現することになりそうだ。