ダルビッシュ 無期限の制限リスト入りで浮上するトレード補強候補３人の名前

ダルビッシュ（ロイター＝USA　TODAY　Sports)有

パドレスのダルビッシュ有投手（３７）が無期限の「制限リスト」に入ることが６日（日本時間７日）に決まった。

球団の発表によると理由は「家族に関する個人的な事情」といい、シルト監督も本人の意思を尊重している。これでダルビッシュは４０人枠から外れることになり、その間は球団側も給与を支払う義務がなくなる。米メディア「ＭＬＢ Ｒｕｍｏｒｓ」は「年俸１６００万ドルのうち配分された額を失うことになる」と指摘した上で、パドレスが抱える先発投手事情に言及した。何より実績十分のダルビッシュだけでなく、昨季まで３年連続で１０勝以上を挙げてきたマスグローブがそろって６月上旬に負傷者リスト（ＩＬ）入り。同メディアではマスグローブは「少なくとも８月まで欠場するとみられる」とし「ダルビッシュも無期限欠場となったため、このニュースは今月末のトレード期限を前に先発陣のニーズを浮き彫りにするものだ」と分析した。

現状ではシース、キング、ウォルドロン、バスケス、メイザーの５人が先発ローテの中心となっているが、頭数が足りないことは明白。チームはこの日時点で４９勝４４敗でナ・リーグ西地区の２位につけており「マスグローブとダルビッシュがいつチームに復帰するか不透明なことを考えるとギャレット・クロシェット（ホワイトソックス＝６勝６敗、防御率３・０８）、ジャック・フラーティ（タイガース＝５勝５敗、同３・２４）、キャル・クワントリル（ロッキーズ＝６勝６敗、同３・７７）などが出る先発投手市場を模索することは理にかなっている」としたが、果たして――。