【広島】サヨナラ負けで中日に３連敗 新井監督「栗林で負けたらしょうがない」

広島は７日の中日戦（バンテリン）に１―２のサヨナラ負け。今季４度目の同一カード３連敗を喫した。

同点で迎えた９回、新井監督はマウンドに守護神・栗林を送った。だが栗林は制球が定まらず一死二塁から暴投で走者を三塁に進めると細川にも四球を与えてピンチ拡大。４番・カリステを歩かせて満塁策を取ったが代打・板山に右前へ運ばれてジ・エンドとなった。

「うちのクローザーなので栗林で負けたらしょうがないと思っています。こういうときもある。しっかり切り替えて次の登板に備えてほしい」。新井監督は守護神をかばったが、この日も最大の敗因は得点力不足。０―１の５回に一死三塁から堂林の犠飛で同点に追いついたが、得点シーンはこれだけ。結局この３連戦で中日から奪ったのはわずか２点で４月５～７日の中日戦（マツダ）で３連続零封負けを喫した悪夢の再現となった。

「シーズンは長いので誰かが調子が悪い時は誰かがカバーする。今週は負けが多かったが粘っての戦いをチーム全体のいい経験にして少しずつ成長していきたい」。指揮官は前を向いたが、これで５位・中日まで３・５ゲーム差。混セを勝ち抜くためにも打線の奮起が期待される。