1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

井岡一翔 元世界王者・福原辰弥氏は〝限界説〟を否定も…今後のモチベーションを不安視

東スポWEB / 2024年7月8日 6時10分

ボディーにパンチを放つ井岡一翔(左)

元世界王者はどう見た? ボクシングのWBA&IBF世界スーパーフライ級王座統一戦(7日、東京・両国国技館)で、WBA王者の井岡一翔(35=志成)がIBF同級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)に0―3の判定負けを喫した。本人は今後について明言を避ける中、元WBO世界ミニマム級王者の福原辰弥氏(35)が取材に応じ、試合を徹底分析。今後についての見解も示した。

この日の井岡は序盤からマルティネスのパワフルで手数の多いパンチに苦戦。福原氏は「試合自体はとても面白かったと思う。1ラウンド(R)からマルティネス選手が攻めていって、井岡選手がガードの上からパンチもらう場面もあった。向こうに(パンチを)振られていた印象だった。要所要所で(井岡が打った)ボディーが効いていたので、後半は井岡選手のペースで進むかと思ったけど、マルティネス選手が思ったより落ちなかった。井岡選手のパンチをもらってもすぐに返すのが多かった」と対戦相手の健闘をたたえた。

判定では108―120のフルマークを付ける採点もあった。これに、福原氏は「(採点は)見る人によってだいぶ違うと思うけど、井岡選手が効かせたパンチはボディーが多かった。ボディーを取らない審判もいる。いいパンチを当てている場面もあったけど、その分、マルティネス選手の攻撃の方が派手というか見栄えが良かった」と妥当との見方を示した。

35歳という年齢もあり、痛すぎる黒星となった。ただ、福原氏は「(井岡は)若いころに比べてスピードとかは落ちているかもしれないけど、ものすごく経験はある。井岡選手はトップの選手だと思っているので技術的、体力的には全然いけると思う。今回も12Rを通して手を出していたし、まだまだ一線で戦えると思う」と加齢による衰えを否定した。

今後についてはどうか。井岡自身は明言を避ける一方で、WBO王者・田中恒成(畑中)は4年前に井岡に敗れており、リベンジマッチを熱望している。

福原氏は「もう一度田中選手とやったら、普通に井岡選手が勝つ可能性はあると思う。ただ、ここまで年齢を重ねてくると、井岡選手のモチベーションの問題になってくる。田中選手はチャンピオンなので、井岡選手が戦うメリットがないわけではないけど、一度勝ってる選手とやりたいと思うのか。ボクシングをやっていく上で、何か目指すところがしっかりないと。今回の負けはものすごく大きいと思うし、周りからは『もうそろそろ引退したほうがいいんじゃないか』と言われることもあるだろうし…」との見方を示した。

井岡の今後の決断が、注目を集めそうだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください