【バスケット】河村勇輝、富永啓生のＮＢＡ挑戦に中国「うらやましい」「五輪出場は偶然ではない」

河村勇輝（右）の活躍に中国から称賛の声が　

日本男子バスケットボールの勢いが中国で注目されている。日本バスケットボール協会は８日、パリ五輪男子日本代表内定選手１２人を発表。八村塁（レイカーズ）や昨季までＮＢＡでプレーした渡辺雄太らが選出された。また、パリ五輪後からＮＢＡのキャンプに参加する河村勇輝、富永啓生も選出された。

ＮＢＡを目指す選手が増える状況に、中国メディア「新浪体育」は「うらやましい！ 八村と渡辺に続いて、日本人ガード２人がＮＢＡと契約した。彼らがオリンピックでプレーできるのも不思議ではない」という記事を掲載した。

記事では「近年、日本男子がアジアのバスケットボール界で競争力を取り戻し、アジアで唯一パリ五輪に出場するチームとなったのは、決して偶然ではない。八村と渡辺がＮＢＡの夢を追い続けることに成功した後、２人が世界最高峰の舞台への扉を開こうとしている」と指摘。

富永がペイサーズ、河村がグリズリーズと「エキシビット１０」契約を結んだことを伝えた上で、「国内リーグでも確かに高額なサラリーを手に入れることができるだろうが、彼らはそれを望んでいない。一方で中国の選手はどうだろうか。国内リーグの温室にとどまって花を咲かせようとしている」と自国選手と比較。

「時代は進んでおり、かつては中国男子に抑え込まれていた欧米チーム、さらにはフィリピン、日本、韓国といったアジアのチームも、選手たちは自らの快適ゾーンから抜け出そうと懸命に努力している。中国男子が本当にアジアの二流になったら、それは自らの責任としか言いようがない」と手厳しく指摘した。

自国の低迷と反比例する日本の勢いを感じているようだ。