大谷翔平 ２打数１安打で２１個目の盗塁に成功 チームは大敗で通算２００号はお預け

大谷翔平（ロイター）

ドジャースの大谷翔平投手（３０）は９日（日本時間１０日）に敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場し、３回に左前打を放ち、２打数１安打、１盗塁だった。７回に代打を送られて交代した。チームは１―１０で大敗して２連敗。

敵地シチズンズバンク・パークのファンも背番号「１７」に釘付けだった。相手先発は右腕ウィーラー。ここまで９勝４敗、防御率２・７４の難敵だ。初回先頭はフォーシーム２球で追い込まれた３球目、内角高めの９７・６マイル（約１５７キロ）のフォーシームにバットが空を切ると大歓声が上がった。

３点を追う３回一死無走者は１ストライクからの２球目、内角高めの９１・５マイル（約１４７・３キロ）のカットボールを逆方向へ。フラフラと上がった打球は遊撃手と左翼手の間にポトリと落ちた。二死後、フリーマンの３球目に二盗に成功。今季２１盗塁目でこの時点でリーグ３位タイだ。

１―９の５回二死無走者はストレートの四球で歩いた。大差の展開に７回無死一塁で代打を送られると敵地ファンからもブーイングが上がった。

メジャー最高勝率を誇るフィリーズとの一戦は西地区首位のドジャースにとってリーグ優勝決定シリーズの前哨戦。スタメンに６月２８日（同２９日）から負傷者リスト（ＩＬ）入りしていた主砲ハーパー（左太もも裏張り）とシュワーバー（左股関節痛）がそろって復帰したことで、頂上対決ムードは試合前から最高潮だった。

しかし、試合に４回までに９失点して大敗。大谷の日本選手初のメジャー通算２００号、フィリーズ戦とシチズンズバンク・パークでの初アーチはお預けとなった。２戦目は特大弾でお返しだ。