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菊池雄星が自己最多13K 迫るトレード期限に米報道「ブルージェイズで見るのは最後かも」

東スポWEB / 2024年7月10日 17時15分

13奪三振をマークしたブルージェイズ・菊池(ロイター=USA TODAY Sports)

ブルージェイズの菊池雄星投手(33)が9日(日本時間10日)、敵地でのジャイアンツ戦に先発し、7回1/3を6安打2失点、自己最多を更新する13奪三振の好投を見せた。しかし、チームは9回に3―4と痛恨のサヨナラ負けを喫して、またも今季5勝目はお預けとなった。

立ち上がりからエンジン全開で圧巻の奪三振ショーを披露した。初回から1番・エストラダ、3番・コンフォートをいずれも空振り三振で三者凡退に仕留めると、2回は4番・チャプマン、フローレス、ベイリーと3者連続空振り三振を奪った。

4回に先頭のラモスから先制ソロこそ浴びたが、三振ペースの勢いは衰えず、8回まで毎回奪三振を積み重ねた。結局、2点リードした8回に先頭のフィッツジェラルドにソロ本塁打を許して1点差に迫られたが、続くワイズリーを空振り三振に斬って捨て、キャリアハイの13奪三振をマークしたところで降板。勝利投手の権利を持っていたが、9回に3番手・リチャーズがサヨナラ暴投などで救援に失敗し、菊池の5勝目を消えてしまった。

今季3年契約の最終年となる菊池。7月に入り「トレード・デッドライン」として移籍がささやかれているが、この日の投球内容は他球団へのアピールには成功といえそうだ。MLB公式サイトのブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は「トレードのウワサが高まる中、菊池は13Kをマークしてまぶしい輝きを放つ」と見出しをつけて紹介。「サンフランシスコでユウセイ・キクチに注目が集まる中、彼はショーを行った。キャリアハイの13三振を奪い、一人の四球も与えなかったが、ブルージェイズは9回裏にワイルドピッチで4―3と敗れた。どれも腑に落ちないが、キクチのパフォーマンスをブルージェイズで見るのは最後になるかもしれない」と言及した。

さらに「ブルージェイズは現在、41勝50敗でワイルドカードの最終順位から9ゲーム半差まで転落し、トレード・デッドラインの放出へ向かって猛進している。キクチは7月30日までの間にあと3試合にせんぱつするはずだが、この6週間は彼のベストとは言えなかったものの、今日のような瞬間は見ている者にキクチの能力を思い知らされる」として評価。その上で「キクチを悲惨な先発として評価するのか、ポストシーズンでインパクトを残すのに十分な選手として評価するのか、見極める必要がある。このような負けが積み重ねれば、こうした話はますます大きくなるだろう」と指摘する。

こうしたトレード要員としてウワサされている事態を試合後、菊池は「私個人としてはネット記事や自分自身に関するニュースは見ていません。次のダイヤモンドバックス戦に向けて準備するだけです」と返答したという。

ブルージェイズのシュナイダー監督は「私はその話を持ち出さないようにしている。毎晩の試合に集中しないといけないし、この時期は誰もがそうなる。成績の良しあしや無関心に関係なく、みんなそれを理解している」と説明したという。

最後にマセソン記者は「7月31日の朝、キクチがどこで目覚めようと彼は正しい道を歩んでいる。2022年にブルージェイズでのひどいデビュー(ヤンキース戦、3回1/3を4安打3失点)を果たして以来、キクチは何か問題が起きた時に後退するのではなく、カウンターパンチを打ち込むができる基盤を築いてきた。7月30日が近づけは近づくほどキクチに注がれる視線は強くなるだろう」としている。

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