ますだおかだ増田 兵庫県知事〝パワハラ〟疑惑に「はっきりさせないことにはステージにも立てない」

ますだおかだ・増田

お笑いコンビ「ますだおかだ」の増田英彦（５４）が１０日、読売テレビ制作の夕方ワイドニュース番組「かんさい情報ネットｔｅｎ．」に出演し、パワハラ疑惑を告発された斎藤元彦兵庫県知事について言及した。

斎藤知事によるパワハラや物品の受け取りなどを３月に告発していた元県民局長が７日夜、民家で死亡しているのが見つかった。この件を重く見た兵庫県職員労働組合は「県政が停滞し、もはや県民の信頼回復が望めない状況」とし、片山安孝兵庫県副知事に知事の辞職を求める申し入れ書を手渡した。身内からも「進退の決断」を迫られたが、今日の会見で斎藤知事は辞職を否定した。

増田は「職員さんとの信頼関係の再構築をするには今回の挙がっている問題に対して、どういう風に向き合っていくのかを自ら率先して、はっきりさせないことにはステージにも立てないような気がします」と指摘した。

県民局長は亡くなる１週間程前に百条委員会に対し「プライバシーに配慮してほしい」と不安を漏らしていた。弁護士の夏目麻央氏は「百条委員会の調査権限はかなり広範ですから、なにか調査が及ぶ中でプライバシーに対して気になる事があったのだと思います。（知事も）『心理的ケアをしなければならない』とおっしゃっていましたが、その通りで事前にケアをして不安を取り除くような動きがもう少し早くできていれば」と指摘した。

番組では「告発者を守れていないという事実は変わらない」と厳しく非難していた。