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井上尚弥 挑戦者候補のグッドマンが〝前哨戦〟で判定勝ちも… 試合で左手を骨折か

東スポWEB / 2024年7月10日 22時49分

井上尚弥(左)とサム・グッドマン

世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の今後に注目が集まる中、IBF&WBO同級1位サム・グッドマン(オーストラリア)が〝前哨戦〟を制した。

グッドマンは10日に母国でチャノイ・ウォラワット(タイ)とノンタイトル戦に臨み、30の判定勝ちを収めた。一方で、この試合で左手を骨折したとの情報も浮上している。

地元メディア「nine.com」は「グッドマンが全員一致の判定でウォラワットに勝利したが、このオーストラリア人が左手をひどく傷めていることが懸念される。どうやらグッドマンがプロモーターに対し、第6ラウンドで手を骨折したと話しているのが聞こえたようだ」と報道。「スポーティングニュース」も「グッドマンは左手の骨折の疑いと対戦相手の危険な攻撃を乗り越えて勝利を収めた」と伝えている。

井上は当初、次戦9月の対戦相手としてグッドマンに照準を定めていた。しかし、グッドマン側が今回のノンタイトル戦を優先させたため立ち消えに。井上の次戦はWBO同級2位TJ・ドヘニー(アイルランド)との対戦が有力視されている。

グッドマンは今回のノンタイトル戦に敗れれば、井上の対戦相手の候補から外れるリスクもあった。地元で勝利を収めたことで踏みとどまったが、負傷が事実なら程度によっては完治までに長期間の休養は避けられない。WBA1位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)もモンスターの挑戦者に名を連ねており、今後の動向に注目が集まる。

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