1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 格闘技

中谷潤人 〝160キロ剛速球パンチ〟でKOだ! 生観戦の大谷翔平から刺激

東スポWEB / 2024年7月11日 5時2分

練習を公開した中谷潤人

ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ(20日、両国国技館)で同級1位の挑戦者ビンセント・アストロラビオ(27=フィリピン)と初防衛戦を行う王者の中谷潤人(26=M・T)が10日、神奈川県相模原市内の所属ジムで公開練習を行った。この試合に向けて強いパンチを打ち込むことに注力し、力みを抜くために「投げてキャッチ」する感覚でパンチを繰り出すことを意識。大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が投げ込む160キロの剛速球のような強打でのKO勝利に意欲を示した。

今月初めに終えた約1か月半の米国ロサンゼルス合宿では、スパーリングを90回と普段より少なくし、サンドバッグに力強いパンチを打ち込む練習を多く行ってきたという中谷。その理由を「力強いパンチを打ってノックアウトするシーンをお見せしていきたい」と語った。強いパンチを打つためには「力みが入ってしまうので、その力みを取りながら強いパンチを投げていく。打つというより投げていく気持ち」と説明。師事する名伯楽ルディ・エルナンデス氏らから「遠くへ放ってキャッチする」ようにパンチを打ち込むよう、以前から助言されてきたという。

速い球を投げるには力んではいけないと言われる野球の投手と似た感覚だろう。野球と言えば、中谷は合宿中に大谷の試合を観戦し、ホームランも目撃。投打の二刀流で活躍する大谷は昨年に右ひじの手術を受けた影響で現在は投球を封印しているが、160キロ超の速球を投げる剛腕で、中谷の「投げる」感覚で放つ強打は〝剛速球パンチ〟と言えるだろう。

中谷自身は目の前で見た大谷の影響については「あまり関係ない」と苦笑。だが、大谷の剛速球と強打のような試合を決められるパワーについては「そういうところも一つはないと、ファンの期待に応えられない。たくさんの人が期待して、それを上回るのはなかなかできることではない」と刺激を受けている。

中谷も米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンド・フォー・パウンド(PFP=全階級を通じたランキング)で10位に入るなど、世界的な評価と期待を集めつつある。バンタム級は4団体の王者はすべて日本人で王座統一戦が期待される中、今回は指名試合とはいえ通常の防衛戦。勝つだけでなく、内容も求められるのは自身も理解し、「ビッグファイトを期待してもらえるような試合内容にしていきたい」と気合を入れた。相手を三振ではなくKOで討ち取る。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください