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JFA・宮本恒靖会長に聞く大岩ジャパンの勝算、国際大会で勝ち進むために何が必要か

東スポWEB / 2024年7月11日 11時8分

宮本恒靖会長はキャプテンとして日本代表をまとめた

大岩ジャパンに勝算はあるのか――。パリ五輪(26日開幕)に臨むサッカー男子日本代表は、1968年メキシコ五輪銅メダル以来56年ぶりとなる表彰台を狙う。〝ツネ様〟こと日本サッカー協会・宮本恒靖会長(47)のインタビュー後編では、選手時代にエースのMF中田英寿氏ら個性派メンバーをまとめ上げた日本代表キャプテンとして、国際舞台を勝ち抜くために必要な勝負のポイントを披露。オーバーエージ(OA、24歳以上)選手が不在の中でチーム一丸を強調した。

――大岩剛監督とは普段から話をするか

宮本会長(以下、宮本) こういう選手がどうなのかや、メンバー構成、オーバーエージがどうとか。その都度、話をして情報はもらっています。監督のイメージ? Jリーグで監督として対戦した経験から言えば、手堅くいくタイプで、試合に勝つ可能性が高いのは、どういうところになるかという分析をするという印象がある。選手時代は真ん中でどっしり構えている選手でしたね。振る舞いとか表情はその頃から変わらない。

――ファイナル進出が目標。日本は準決勝の壁を突破できていない

宮本 準決勝は、さらに一つ上のクオリティーを求められる。2012年ロンドン大会では準決勝でメキシコ、21年東京大会ではスペインに負けた。W杯ならベスト8に入っていくところで、さらなるクオリティーが求められる戦いになるが、90分間に「勝負どころ」というのがある。そこを確実にものにする。五輪ではそこがメダルを取れる、取れないの差じゃないか。

――国際大会で勝ち上がるためのポイントは

宮本 勝ち進もうと思ったら点が取れないとダメ。1次リーグを勝ち抜くコツ? 初戦は大事になる。勝ち点1以上を挙げること。そういう意味では安定した時間を多く過ごすためには守備も重要になるでしょうね。

――長い間務めた日本代表の主将として気を付けていたことは

宮本会長 みんなが一つの方向を向くように。勝利のために、それぞれがある程度犠牲を払いながら、そこにコミットできるか。みんながそういうマインドになるように気を配っていた。試合に出られずにモヤモヤしたものを持つ選手には「難しいけど、やろや」って練習に集中させ、発散させる。悔しさはあるんだけど、選手が「チームのためにやろう」というものが自然に生まれてくるチームが、トーナメントで勝つチームだと思う。

――主将として選手に声をかけてガス抜きし、選手ミーティングでチームを結束させていたが、逆に危険信号はあるか

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