大谷翔平モデルのスニーカーは「SO １」 初のシグネチャーコレクション発売日決定で争奪戦必至

大谷翔平（ロイター＝USA TODAY Sports）

日米で大争奪戦必至か――。米老舗スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」のファンネーションサイトは９日（日本時間１０日）にドジャースの大谷翔平投手（３０）がアンバサダーを務めるニューバランスが大谷モデルのスニーカーを７月１５日（同１６日）に発売すると速報した。大谷コレクション「Ｓｈｏｈｅｉ Ｏｈｔａｎｉ Ｓｉｇｎａｔｕｒｅ Ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ」の発売は発表されていたが、スニーカーは含まれておらず、野球ファンだけではなく、スニーカーファンの中でも早くも話題になっている。

大谷初のシグネチャーコレクションについてニューバランス社は６月２１日（同２２日）に白地に金色の「Ｎ」のロゴが入った野球スパイク「Ｏｈｔａｎｉ １」と大谷が走る姿のシグネチャーロゴの入ったＴシャツを紹介していた。

同社は９日に公式インスタグラムを更新し、スパイクと同じデザインのスニーカー、白と黒の２カラーで展開することを公開した。同シリーズは「ＦｕｅｌＣｅｌｌ Ｏｈｔａｎｉ １ Ｔｒａｉｎｅｒ」と名付けられ、スニーカーマニアの間では早くも話題だ。

スポーツ・イラストレイテッドのファンネーションサイトでは「ファンらが大谷のシグネチャーコレクションを手に入れたがっている一方で、多くのスニーカーマニアはスニーカーについて知りたがっていた。そのリクエストについに答えが出たのだ」と大谷のスニーカーのみを特集した。

「メタリックゴールドの『Ｎ』とショウヘイのブランドが際立つ、すっきりとした単色デザイン。多くのファンが大リーグの球場でこのスニーカーをカジュアルに履くだろうが、最高レベルのパフォーマンスを発揮する能力も十分に備えている」と、投球動作の繰り返しによる摩耗にも耐える耐久性を考えられたデザインになっていることや、つま先部分の盛り上がった三角形の模様が「日本のプロ野球の球場の天井をほうふつとさせる」と紹介した。タンの部分に「ＳＯ １」と刻まれている。１はバージョンごとに２、３となるのだろうか。

「大谷はスポーツ界でほぼ超自然的な地位を獲得しており、彼の最初のシグネチャースニーカーは間違いなくフットウエアの歴史に名を残すだろう」と、注目度の高さを強調した。

同社の公式サイトによると販売価格は１１９・９９ドル（約１万９４００円＝税別）。注文が殺到し、大争奪戦になるのは間違いなさそうだ。

大谷が同社と契約した昨年１月の時点でファンはショウヘイモデルのスニーカーの販売を期待していたが、ついに実現した。ＭＬＢで選手の名前を冠したスニーカーといえば、通算６３０本塁打、ゴールドグラブ賞に１０度輝き、米野球殿堂入りしているケン・グリフィー（マリナーズなど）だ。ナイキ社が１９９６年に発売した「エアグリフィーマックス」はＮＢＡのレジェンド、マイケル・ジョーダンの「エアジョーダン」と並び、全米で大人気になった。

ドジャースのロバーツ監督はジャパニーズヘリテージナイトとして開催された２日（同３日）のダイヤモンドバックス戦で２７号を含む、５打数３安打２打点と活躍した大谷について「人々の期待が高まっている時に何かを起こす。そういう人なんだよ。マイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズのようにね」と語っている。ユニコーンと称される投打二刀流だけではなくスニーカーも伝説へ。大谷はジョーダンの道を歩む。