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最高裁は旧統一教会の「念書は無効」 元信者の遺族「やっと真っ当な判決が出た」

東スポWEB / 2024年7月11日 23時8分

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に高額献金をした元女性信者の遺族が、教団側に約6500万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷(堺徹裁判長)は11日、女性が教団に「損害賠償請求などを一切行わない」と記した念書を「公序良俗に反し無効」と判断した。

教団側の不法行為責任の有無について検討が不十分として、念書を有効と判断した1、2審判決を破棄し、審理を東京高裁に差し戻した。旧統一協会の献金をめぐり、最高裁が念書の有効性を判断したのは初めてで、同様の訴訟に影響を及ぼしそうだ。

元信者の女性は2005年頃から1億円以上を献金。15年に「損害賠償請求などを一切行わない」と記した念書を作成したが、女性は念書締結の半年後に認知症と診断された。17年に違法な献金だったとして教団側に損害賠償を求めて提訴。しかし21年に死亡したため、長女である中野容子さん(仮名、60代)が引き継ぎ裁判を闘った。

裁判が始まって7年が経過し、中野さんは「やっとまっとうな判決が出たと思いました。せめて地裁でもう少しマシな判決が出ていたら、母に聞かせてあげることができた」と述べた。

教団側は「事実と証拠に基づき出された判決が差し戻しという結果になり非常に残念です。今後も主張の正しさを差し戻し審でも主張して参ります」とコメントした。

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