大谷翔平は４打数無安打２三振 今季１０勝ノラのナックルカーブにやられた

大谷翔平（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

ドジャースの大谷翔平投手（３０）は１１日（日本時間１２日）、敵地フィラデルフィアでのフィリーズ戦に「１番・ＤＨ」で出場したが、４打数無安打２三振に終わり、日本選手初のメジャー通算２００号はお預けとなった。

百戦錬磨の好右腕にしてやられた。相手先発は今季はリーグ２位の１０勝をマークしているアーロン・ノラ（３１）。第１打席から厳しい内角攻めと落差のあるナックルカーブにタイミングを外された。

初回は右飛に打ち取られ、１点を追う２回一死満塁の好機では大きく沈むナックルカーブに空振り三振。５回の第３打席はチェンジアップ、ナックルカーブから９５マイル（約１５２キロ）の高めのつり球に手を出し、連続三振を喫した。

７回二死一塁で迎えた第４打席は２番手左腕のマット・ストラームのスライダーにバットを折られる二ゴロに倒れ、最後まで快音は響かなかった。６日（同７日）のブルワーズ戦で通算２００号に王手をかけてから４試合連続ノーアーチとなり、日本選手最長に並んでいた連続試合盗塁も４で止まった。

チームは１―５で敗れて４連敗。ナ・リーグ東地区首位で前日の同カードで両リーグ最速となる６０勝に到達したフィリーズに屈辱の３タテを食らってしまった。プレーオフで激突する可能性があるだけに何とか一矢を報いたかったが、それもかなわなかった。大谷の一発で嫌な流れを変えるしかない。