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【マリーゴールド】Sareee ジュリア下し初代ワールド王座戴冠「また必ず万全な状態で試合をしよう」

東スポWEB / 2024年7月13日 20時51分

ジュリア(右)を下し、ワールド王座のベルトを巻くSareee

元WWEの女子プロレスラー・Sareee(28)が、マリーゴールド・ワールド王座の初代チャンピオンに輝いた。

13日のマリーゴールド東京・両国国技館大会で、右手首骨折から復帰したジュリア(30)と同王座をかけて対戦。

5月20日の旗揚げ戦(後楽園)で行われたタッグマッチで、ジュリアが負傷。当面の間欠場となり、一時は試合が消滅危機に陥った。だが、最終メディカルチェックで医師からの出場許可が出たことにより、大会3日前に運命の一戦が正式決定した。

序盤から場外乱闘で火花を散らし、強烈なエルボー合戦で互いの力を確かめ合った。だが15分過ぎ、ここまで激闘を繰り広げてきたSareeeは疲労困ぱいに。ジュリアのバックドロップからのイタリアンフックでダウンし、動きが止まってしまった。

さらに起き上がったところを蹴り飛ばされたSareeeは、場外に設置されたテーブル上でパイルドライバーを決められ、大ピンチに陥る。

リングに戻ってからもグロリアスドライバーを繰り出されて追い込まれたが、これをカウント2で返し、粘り強さを発揮。裏投げで反撃を開始すると、ジュリアの右腕に着けられていたアームカバーとサポーターを外し放り投げた。

それでも立ち上がろうとするジュリアに、再びリストクラッチ式裏投げを敢行。最後はフィンガーブリーカーでとらえると、右手首をひねり上げレフェリーストップで勝利を奪った。

ベルトとトロフィーを手にしたSareeeは「私がマリーゴールド初代ワールドチャンピオン、Sareeeです!」と絶叫。「ジュリア、戦った者同士にしかわからないものがあるよね。私はジュリアとずっと戦いたかった。また必ず万全な状態で試合をしようよ。今日はありがとう」と感謝を述べた。

するとジュリアからは「ありがとうなんて言葉、聞きたくなかったよ。今日、私はアンタを止めなきゃいけなかった…。こんなに悔しい気持ち、人生で初めてだよ。でも、マリーゴールドに来てくれてありがとう。だけど、ここから私もマリーゴールドの選手も血まなこになって、そのベルト取りにいくから待っとけよ。次は倒してやるからな」と返答され、2人はがっちり握手を交わした。

ベルトを腰に巻きバックステージに現れたSareeeは「今日、私はジュリアのあの右腕を狙うしかなかったくらい全力で戦いました。誰が何と言おうが、私が今日勝ったんです。今日から胸を張ってマリーゴールド・ワールドチャンピオンとしてプロレス界で生きていこうと思います」と王者の風格を漂わせた。

この日、次期挑戦者に名乗りを上げる者は出てこなかったが「私は誰が来ようが受けて立つので、これからチャンピオンとしてマリーゴールドだけでなく、プロレス界全体を盛り上げていきます」と誓った。外敵王者Sareeeがマリーゴールドのかじを取る。

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