中居正広 堂々と「夜空ノムコウ」歌えない姿にモヤモヤ感 ＳＭＡＰはタブーなのか

中居正広

中居正広がＳＭＡＰ時代の名曲を歌唱し、話題となっている。

ファン歓喜の瞬間は１３日放送のＴＢＳ系「音楽の日」で実現した。番組終盤、旧ジャニーズ事務所の先輩に当たる「男闘呼組」の元メンバー・岡本健一と成田昭次が「ＴＨＥ ＢＬＵＥ ＨＥＡＲＴＳ」の「ＴＲＡＩＮ―ＴＲＡＩＮ」を披露し、そこへ中居が〝参戦〟。昨年、体調不良が伝えられた中居だが、以前よりふっくらとした印象で、にこやかに先輩と共演した。

これだけでは終わらない。続いてＳＭＡＰの「夜空ノムコウ」のイントロが流れると、スタジオは騒然。マイクを握る三浦大知が中居に視線を向けると、中居は謙遜した表情で「どうぞ、どうぞ」ポーズ。それでも周囲が歌うよう促すと、近くにいた岡本が「歌えよ」とばかりに背中をポン。中居は口元からマイクを遠ざけて、ＳＭＡＰ時代の名曲を感慨深げに口ずさんだ。

エンディングで中居は「僕自身も驚きましたね。まさか『夜空』だとは思わなかったので。ちょっと自分でもドキドキしてしまいまして。びっくりしました」と振り返った。

ＳＮＳ上では「中居くん」「ＳＭＡＰ」などが次々とランクイン。ファンも「泣けた」「最高でした」と大喜びしていたが、一方で堂々と「夜空ノムコウ」を歌えない中居の姿にモヤモヤ感も残った。

ＳＭＡＰは２０１６年末に解散。一部週刊誌の記事がきっかけでメンバー間に亀裂が入り、木村拓哉は旧ジャニーズ事務所に残り、他の４人は退所した。誰もが望まぬ解散だった。

「解散後、木村さんは自身のライブで『夜空のムコウ』を歌ったことがあったが、『なんでキムタクだけが…』とファンの間で不評だった。そうしたこともあり、気付けば元ＳＭＡＰなのにＳＭＡＰの曲を歌いづらい状況に…。今回の中居さんもマイクに自分の声が入らないよう配慮していた」（音楽関係者）

先月フジテレビで再放送された「古畑任三郎」シリーズでも、ＳＭＡＰ出演回の写真だけが黒塗りで物議を醸した。

「決してタブーというわけではありませんが、ＳＭＡＰを扱う時は必要以上に注意を払う傾向があります。本人たちもハレーションを考慮し、ＳＭＡＰ時代のトークはしても、楽曲を歌うことは遠慮しています」とはテレビ関係者。

中居が「夜空ノムコウ」を生放送で口ずさんだのは大きな一歩。次こそはマイクに乗せて熱唱して欲しいものだ。