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【楽天】岸孝之 古巣・西武戦で2500投球回に到達 渡辺監督代行の言葉に込められた〝特別な思い〟

東スポWEB / 2024年7月14日 6時13分

楽天・岸孝之(左)と西武・渡辺監督代行

楽天・岸孝之投手(39)が13日の古巣・西武戦(楽天モバイル)に先発し、散発3安打で通算20回目の完封勝利。プロ野球通算48人目の2500投球回にも到達した。

5月26日の日本ハム戦以来の今季3勝目に岸は「本当に勝てて良かったです。ご存じ、(チームは)今井君に全然勝てていなかったですが、僕も勝てていなくて。なんとかチームに貢献するためには勝ちしかなかった。結果だけが欲しかった。この結果が欲しかったので、最高です。6イニングを何とか投げ切りたいという思いで入ったけど、ゼロが続いてたので、完封を目指してと切り替えて頑張りました」とこの日の119球を振り返った。

39歳7か月、プロ18年目で到達した2500投球回については「みんなに感謝しかない。監督、コーチに使ってもらえなきゃここまで投げることはできない。イーグルスのファンの皆さんのために投げてきたつもりですけれども、最初はライオンズのファンのためにも投げてきた数字がこういう結果になったと思うので、ありがとうございます」と対戦相手の古巣・西武関係者、そしてファンにも感謝の言葉を語った。

一方でこの日、自軍打線が岸に散発3安打完封負けと牛耳られ、7連敗と打ちのめされた西武・渡辺久信監督代行(58)は常々、第1次政権時のエース格だった岸の丈夫さ、タフさをこんな言葉で称賛している。

「(西武が最後に日本一になった)2008年のシーズン終盤、岸に短期決戦での登板を想定して(8月31日のソフトバンク戦で)171球を投げさせたことがある。肩が張った状態での登板を経験してもらう意味でね。その後、日本シリーズ(第4戦)で完封勝ち(4安打=147球)した後に、中2日で(第6戦に)リリーフ登板(5回2/3無失点=91球)させて逆王手を掛けた。岸はまだ2年目だったけど、本当にタフだった。涌井にもリリーフで10連投とかさせた年があったけど、その2人が潰れてしまったかといったら、まだ投げてるじゃない。誰よりも長く…」

岸がライオンズ伝統の短期決戦起用で147球完封勝利から中2日でのスーパーリリーフ、6イニング起用で巨人に逆王手を掛け、そのまま逆転日本一となった08年シリーズ。もちろん計14回2/3を238球の力投で16奪三振、連続無失点に切り抜けて大車輪の活躍をした岸は、シリーズMVPとなった。

そんなかつてのエースの底力を知る渡辺監督代行だけに敗戦コメントの「だてに2500イニング投げていない。100球投げても、平気な顔してマウンドに上がってくる。そこらへんがやっぱり岸という投手だと俺は思う」という言葉には特別な思いがこもっていた。

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