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昭和30年代の商店街を再現! 西武園ゆうえんち 担当者も気づかなかった“映えスポット”

東スポWEB / 2024年7月14日 10時16分

では、リニューアルはどのような好影響を西武園ゆうえんちにもたらしたのか。

髙橋氏は「商圏は大きく変わりましたね。以前は地元の方が多かったのですが、リニューアル後は関東一円からお越しいただくようになりました」と分析。加えて「客層もファミリー層が中心だったのですが、他のテーマパークでも主要な層である、若い女性の方が格段に増えました」と客層の新規開拓にも手応えをのぞかせた。

さらにエントランスからすぐの場所に商店街が広がっていることにも大きな効果が。来園者が真っ先に“昭和レトロ”の雰囲気に包まれることで、これまで古くさいと思われていた既存アトラクションも、どこかなつかしい存在として受容されやすくなっているというのだ。リニューアルではランドマークとなる商店街を中心に開発されており、園内全域が刷新されてはいないこともまた事実。「ゴジラ・ザ・ライド」「ウルトラマン・ザ・ライド」などの新設アトラクションが人気となる一方で、“ベテランの乗り物たち”のイメージも、商店街の存在によって引き上げられたようだ。

「昭和が西武園ゆうえんちの一大ブランドになったとは思いますが、作り上げた世界観を大事に育てながら、また次の展開につなげていければと思います」(髙橋氏)

大規模リニューアルで得られた人気を支えに、今後柔軟に新規事業やコラボの可能性を探っていく方針だ。

なつかしさをカギに、再興のチャンスを確実につかんだ西武園ゆうえんち。老舗のテーマパークが紡ぐ歴史は、これからもなつかしく、そして新しいものとなっていきそうだ。

☆せいぶえんゆうえんち 1950年に開業した埼玉・所沢市の遊園地。2021年に行われたリニューアルでは、昭和30年代の町並みを再現した「夕日の丘商店街」を新設。細かく再現された昭和の町並みや、「ゴジラ・ザ・ライド」「ウルトラマン・ザ・ライド」などの新アトラクションが話題となり、幅広い年代の来園者を集めている。

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