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【新日本】辻陽太 米サンノゼで〝原始人〟カベルナリオ退治「大切な前歯が欠けちまった」

東スポWEB / 2024年7月14日 16時31分

辻陽太(右)はバルバロ・カベルナリオをロープに追い詰める(新日本プロレス提供)

新日本プロレスとメキシコCMLLの合同興行「ファンタスティカマニア」(13日=日本時間14日、カリフォルニア州サンノゼ)で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン」の辻陽太(30)がアクシデントを乗り越えて快勝。真夏の祭典「G1クライマックス」(20日、大阪で開幕)初制覇に向けて勢いをつけた。

この日の対戦相手は〝CMLLの〝原始人ファイター〟バルバロ・カベルナリオ。CMLLで修業を積んだ辻にとっては、勝手知ったる相手だ。それでもカベルナリオに場外に落とされ、三角飛びプランチャを浴びた。リングに戻ると、顔面に強烈なヒザ蹴りをくらってしまう。辻は口を押さえて歯を気にするしぐさを見せた。

さらにカバルナリオの突進は終わらず、猛攻にさらされるが、コーナーで頭部を挟んでのストンプで逆襲開始。口元を気にしながらビックブーツ、ブレーンバスター、ストマックバスター、強烈なチョップとたたみ掛けた。ここでカベルナリオの反撃を許すも、ファルコンアロー、シットダウン式パワーボムで叩きつけてペースを譲らない。

とどめのジーンブラスターはかわされ、ドロップキック、変型みちのくドライバーを決められるも、辻はスタナーから必殺のジーンブラスターを発射。豪快にマットに叩きつけて3カウントを奪った。辻は笑顔でコーナーポストに上がり、米ファンの歓声を浴びた。

試合後の辻はバックステージで「俺の歯を傷つけたのはゲイブ・キッド以来、2人目だ。見ろ、俺の大切な前歯が欠けちまったじゃねえか」と告白。試合中に前歯を欠損したという。どうやら、カベルナリオのヒザ蹴りで歯を折られたようだ。さらには「どうしてくれるんだ。これから俺はG1控えているんだぞ? 歯の治療代、ここでは高くつくんだぞ? お前、わかってるよな?」と恨み節だ。

春の「NEW JAPAN CUP」を制した辻は、BブロックでG1で〝春夏連覇〟の偉業を狙う。一方でG1は20日大阪大会の初戦(対KONOSUKE TAKESHITA)から、真夏の過酷な戦いが続く。2年連続2回目の出場となるG1を乗り切るためにも、アクシデントを乗り越えたこの日の1勝は大きな弾みになったはずだ。

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