【ＷＡＶＥ】スターダム上谷沙弥が波女優勝 レジーナ王者・宮崎有妃に挑戦「私にぴったりのベルト」

賞金の１００万円を手に喜ぶ上谷沙弥

女子プロレス「スターダム」のハイスピード王者・上谷沙弥（２７）が、「ＷＡＶＥ」のリーグ戦「ＣＡＴＣＨ ＴＨＥ ＷＡＶＥ」で初優勝を果たした。

５月から始まった同リーグ戦のＡブロックにエントリー。２勝１敗でブロック１位決定戦に進出し、唯一敗れた世羅りさと激突し見事勝利。１４日の後楽園ホール大会で行われた決勝トーナメントに駒を進め、準決勝で青木いつきを撃破。同日に行われた決勝戦では、準決勝で梅咲遥を破った狐伯と対戦した。

試合が始まると勢いよく顔面蹴りを決めた上谷は、狐伯を場外に放り出しスワンダイブ式のプランチャを敢行。その後も流れを譲らなかったが、７分過ぎに頭突きを受け、コーナーでスリーパーホールドを決められるとピンチに陥った。

一時はダウン状態になった上谷だったが、強烈なドロップキックで反撃。形勢逆転に成功すると、鼻血を出す狐伯に蹴りを連発し、最後は得意のスタークラッシャーで完璧な３カウントを奪った。

試合後に金メダル、トロフィー、優勝賞金１００万円が送られた上谷は「第１５代波女になりました！ 決勝で狐伯と戦えてＷＡＶＥを十分に体感することができました。本当にありがとう」と感謝を述べた。今回のリーグ戦が、自身にとって初めての他団体参戦だった。「ＷＡＶＥさんとは何か縁があると思いますし、最高の選手、最高のお客さんに囲まれて試合ができて最高でした。ありがとうございました」と頭を下げた。

同リーグ戦は優勝すると「波女」の称号とともに、団体のシングル・レジーナ王座への挑戦権利が与えられる。早速上谷は同王者の宮崎有妃をリングに呼び込むと「レジーナって、イタリア語で女王。自分は（スターダムのユニット）クイーンズ・クエストのリーダー。女王…私にぴったりのベルトかなって思ってるんですけど」と挑戦を表明した。

すると宮崎から「狐伯と試合してＷＡＶＥを体感した？ ＷＡＶＥには私、広田さくらの２大巨頭がいることを忘れるんじゃねえよ。背中を向ければいつでもヤツは狙ってくるぞ。で、いつやる？」と挑発された。

２人の王座戦について、二上美紀子（ＧＡＭＩ）社長は８月１日の新宿フェイス大会では、ヤングブロックを制した炎華との王座戦を行うため、１１月４日の後楽園大会での開催を提案。王者と上谷が了承して王座戦が決定した。

疲労困ぱいの様子でバックステージに現れた上谷は、賞金の使い道を問われると「実はブランド物とか好きで、ヴィトンとか買いたいなって思っていたんですけど…最近貯金にハマってて、積立ＮＩＳＡの口座を開設したので、そこに振り込んで何倍にもしたいと思います」と思いもよらぬ回答を残し、控室へ消えていった。