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【津ボート・GⅡボートレース甲子園】田原成貴氏「毒島誠選手が負けるシーンを全く想像できない」

東スポWEB / 2024年7月15日 11時10分

準優もきっちり期待に応えた毒島誠

ボートレース津のGⅡ「第6回ボートレース甲子園」は15日、準優戦を勝ち抜いた6選手によって優勝戦が行われる。ボートレースファン歴46年、選手の故郷を感じながら観戦するのが大好きな元天才ジョッキー田原成貴氏(65)は、毎年この大会を楽しみにしている。今年の開催地・ボートレース津も、特別な懐かしさを感じる場所だという。現役ジョッキー時代から続く感情を抱きつつ、決断した本命は毒島誠だ!

【田原成貴氏が熱く語る】ボートレースを愛する私にとって1年の始まりは競馬の「金杯」ではなく、ボートレース津の正月戦。これは今から30年以上も前、私が現役騎手時代から抱いてきたイメージだ。もちろん今も薄れることはない。

当時、騎手として有馬記念で仕事納めし、プライベートではボートレースグランプリで1年を締めくくった。ボートレース好きの競馬関係者は意外と多く、グランプリを見た後は引き寄せ合うように集まり、忘年会を開催した。いつしか、この仲間たちは〝ボートレース親交会〟と名づけられた。本家の「振興会」が誕生するはるか前だけに、不思議な因果を感じてしまう。

おぼろげな記憶だが、私が住む関西圏で最も早い年始開催がボートレース津だった気がする。そのため、毎年正月はお世話になっている調教師や師匠の家へあいさつに行き、その足でボートレース津へ向かった。車で約1時間、苦になる距離ではなかった。そこで仲間たちと落ち合って舟券に興じた。忘年会から1週間もたたぬうちに〝ボートレース親交会〟の新年会が開かれるのだった。

正月の寒空の下、ボートレース津の水面を眺めながら私は必ず故郷・島根を思い出した。ジョッキーという職業柄、正月に故郷でゆっくり過ごすことはできないからだ。津の水面の向こうに故郷を思い描き、気付けば地元に近い選手を応援していた。今、その地で「ふるさと」がテーマのボートレース甲子園が行われているのだから感慨深い。今年はいつも以上に故郷への思いをはせ、予選から準優までじっくりと見させてもらった。

さあ、ノスタルジックな気持ちはいったん切り替え、本気で優勝戦を取りに行きたい。心情としては、地元戦を大いに盛り上げた豊田健士郎選手(三重)を推したいところ。デビューの地で初1着、初優出、初優勝をしているのだから、GⅡの舞台でも…と気持ちが傾きかけたが、やっぱり1号艇・毒島誠選手(群馬)に逆らえない。今節は7戦5勝オール2連対で抜群の安定感。エンジンは出足、行き足、伸びと三拍子揃っている。彼が負けるシーンを全く想像できない。2番手は迷ったが、本線は上條暢嵩選手(大阪)へ。豊田選手は3番手まで。

故郷を胸に戦うボートレース甲子園。しかし、最後はロマンではなく現実を見る。毒島選手の圧倒的な先マイからの大会2回目のVに期待したい。

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