大阪・上島一彦箕面市長 共産党市議への〝万博出禁発言〟を改めて謝罪

箕面市長の上島一彦氏

大阪・箕面市の上島一彦市長が１５日、大阪維新の会党本部で行われた「『大阪維新の会』箕面市（市長・市議）候補予定者合同記者会見」に出席し、共産党の市議に対し行った〝万博出禁〟発言を撤回すると表明した。

上島市長は先月１９日、市議会で、２０２５年大阪・関西万博の問題を指摘した共産党の市議に対し、「万博行くなよ、出入り禁止や」などとヤジを飛ばし、共産党市議団から謝罪と発言の撤回を求める文書を受け取っていた。

上島市長は、万博出禁発言について「首長として不適切な発言だった」と撤回することを表明。共産党議員にはすでに謝罪済みであることを説明した。

その上で「これからは気を付けていきたい。改めるものは改め、主張するものは主張していきたい。すべては箕面市の住民のためだった」とした。

上島市長は２０日、報道陣に対して「撤回、謝罪はしない」と宣言していたが、翌２１日、大阪維新の会の吉村洋文代表から「よくない発言だと思うし、丁寧に説明をするという意味からも、撤回すべきだ」と助言されていた。