リコシェにＷＷＥ退団報道…婚約者は残留 米メディアが〝移籍先〟を予測

去就が注目されるリコシェ

世界のハイフライヤーはどこへ行くのか。リコシェ（３５）が米ＷＷＥを退団したと報じられ、今後の去就が注目を集めている。

ドラゴンゲート、新日本プロレスで活躍後、２０１８年に世界最大団体入りした。驚異の空中殺法を武器に、インターコンチネンタル王座やＵＳ王座を獲得。昨秋には中邑真輔と抗争を展開し、今年も初代スピード王者になるなど存在感を示してきたが、６月にブロン・ブレイカーに襲われ、病院送りとなった。その後、米プロレスメディアでは、７月１日午前０時をもってＷＷＥとの契約を満了し、フリーエージェントになったと伝えられた。

ＷＷＥの公式ホームページでも、すでにリコシェのプロフィルは所属選手リストから外され、退団者（ＡＬＵＭＮＩ）のリストに移った。一方、リコシェの婚約者で人気者のリングアナウンサー、サマンサ・アーヴィンは所属リストに残っており、このままＷＷＥに残留するとみられている。

では、リコシェの新たな戦場はどこか？ 多くの米メディアが予測するのが、ライバル団体のＡＥＷだ。ニュースサイト「４１１マニア」によると、ＥＣＷやＷＷＥで活躍した〝ハードコアレジェンド〟のトミー・ドリーマーがポッドキャスト番組「バステッド・オープン」に出演。リコシェについて「彼はおそらくＡＥＷに現れるだろう」と話したという。

ＷＷＥ殿堂者で、現在はＡＥＷの実況を務めるジム・ロス氏も、自身のポッドキャスト番組で「彼は全力を尽くして、素晴らしい仕事をしてくれると思うよ。私は彼のファンなんだ。大成功を祈っているよ」と、リコシェのＡＥＷ入りを前提にエールを送っている。

ＡＥＷ移籍となれば、新日本時代のライバル、ＡＥＷインターナショナル王者ウィル・オスプレイとの名勝負再現が期待されるが、果たして…。