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【JTO】スターダム王者・舞華 古巣5周年大会で同期・稲葉ともかを撃破「ここが私のホームです」

東スポWEB / 2024年7月15日 23時15分

試合後、稲葉ともか(左)の健闘をたたえた舞華

女子プロレス「スターダム」のワールド王者・舞華が、古巣JUST TAP OUT(JTO)の5周年大会(15日、東京・後楽園ホール)で同期の稲葉ともか(21)を退け、V6を達成した。

2019年5月にJTOでデビューした舞華は、翌年7月に退団しスターダムに移籍。新人時代、同じ寮に住み行動をともにした〝妹分〟と王座をかけて一騎打ちした。

試合が始まるとグラウンドの攻防を展開。じっくりと、ともかの成長を確かめていった。だが、15分過ぎには強烈な蹴りを連発され、側頭部を蹴り飛ばされると、王者の意識が遠のいた。

それでもパワーボムで切り返すと、ラリアートで吹き飛ばし圧倒。師匠のTAKAみちのくが見守る中、最後はリストクラッチ式みちのくドライバーⅡで19分26秒の激闘を制した。

試合後、マイクを持った舞華は「これがJTOのトップで、私の同期で、ライバルの稲葉ともかの試合だ! 私は本当にスリー(カウント)取られたかと思ったよ。これが稲葉ともかの実力だ」と挑戦者をたたえた。

さらに大号泣する妹分を「泣き虫が治らねえな。でもさ、強くなったよ、ともか。いま私の腕、使えない…。私のレベルまで来たってことだよ」とねぎらう。ともかはスターダムのシングルリーグ戦「5★STAR GP」(8月10日、横浜で開幕)初出場が決まっており、舞華は「次は5★STARでやるぞ」と決勝で再会することを約束した。

一方、ともかからは「舞華ちゃんがJTOを去ってから約4年、悔しかった。みんなが『舞華、舞華』って言ってて。今も代表が『舞華、舞華』って。だから勝ちたかった。超えたかった。今日は負けちゃたけど、必ずぶっ倒してやるから。これからもデカい、デカい壁でいてね」と呼びかけられた。最後は出場者全員がリングに上がり、JTO代表のTAKAを胴上げして大会を締めた。

ワールド王座史上初となった国内他団体での王座防衛を果たしたことで、28日のスターダム札幌大会では刀羅ナツコとのV7戦が決定。舞華は「ともかだけじゃなくて、まだまだ他の団体には刺激的で強いヤツがゴロゴロあふれてる。このベルトを持ってそういうヤツと戦って防衛していきたいと思います」と表情を引き締めると、「ここが私のホームです。今日は敵としてきたけど、ここが私の実家。また必ず帰ってきます」と約4年ぶりに帰還した古巣マットに頭を下げた。

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