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【名古屋場所】大関候補・大の里が連敗発進 秀ノ山親方が指摘する2つの要因

東スポWEB / 2024年7月16日 6時14分

押し倒された大の里

大関候補に何が起きているのか。大相撲名古屋場所2日目(15日、愛知県体育館)、新関脇大の里(24=二所ノ関)が幕内若元春(30=荒汐)に押し倒されて2連敗。今場所の成績次第で大関昇進の可能性もあるなか、優勝争いから大きく出遅れた。元大関琴奨菊の秀ノ山親方(40=本紙評論家)は大の里が苦戦している要因を分析。ここからの立て直しへ向けて奮起を促した。

まさかの連敗発進だ。大の里はもろ手突きで攻め込むも、若元春に左四つに組み止められて形勢逆転。まともに引いて相手を呼び込むと、最後は尻もちをつくように土俵へ落ちた。取組後に支度部屋へ戻ると「昨日(初日)よりは前に攻めましたけど、相手の形にしてしまった。しっかり考えてやっていきたい」と肩を落とした。

実力者がそろう幕内上位とはいえ、初日から平幕力士に連敗。夏場所で史上最速優勝を果たした大関候補に一体、何が起きているのか。秀ノ山親方は「勝ちたい気持ちが先に出すぎて、上体だけで相撲を取りにいっている。勝ち急いで、焦ってしまっている印象。上体だけ突っ込んでいるから、持ち味である懐の深さを生かせていない」と相撲内容を分析する。

その一方で、対戦相手の間でも大の里対策が進んでいる現状を指摘した。「大の里が右を差して下手を取れば、力を発揮することは誰もが知っている。そこは相手も皆、研究してくるから。簡単には右を差させてくれないし、自分十分にはさせてもらえない」。もちろん、ライバルたちから徹底的にマークされるのは、頭角を現した力士なら誰もが通る道でもある。

秀ノ山親方は「研究されて勝てなくなるようでは、上は目指せない。ここから立て直すためには、攻め急がないこと。体が大きくて馬力もあるのだから、長く相撲を取るぐらいのイメージでちょうどいい。一つ勝てば、流れも変わってくるはず」と力説。「優勝できるかどうかは別にして、まずは2桁(10勝)を勝って大関候補として存在感を示さないといけない」と奮起を促した。

その大の里は「まだ13日あるので。ここからしっかり集中して頑張りたい。あまり深く考えすぎず、切り替えて頑張ります」と3日目以降の巻き返しを誓った。今場所最大の目玉力士は、ここで踏みとどまることができるのか。早くも正念場を迎えた格好だ。

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