【広島】新井監督 調子上がらぬ助っ人シャイナーをもう少し静観「もうちょっと見ていないと」

中止が決まり、報道陣の取材に応じる広島・新井監督(中)

広島は１６日のＤｅＮＡ戦（横浜）が雨天のため中止に。新井貴浩監督（４７）は今季８度目の水入りに「まぁ、しょうがないよね」と気持ちを切り替えた。

この日は開門したものの、開始予定時刻１７時４５分の直前に中止が決定。すでに両軍で先発オーダーも発表されており、得点力アップへの策として、１２日のヤクルト戦から一軍復帰し、本領発揮が期待される助っ人ジェイク・シャイナー内野手（２８）も「８番・一塁」でスタメン起用の予定だった。

ただ、助っ人にとっては正念場だ。もともと、ファームでも１割７分１厘、２本塁打と低調な数字しか残していなかったが、新井監督が「環境が変わることで、気持ちが上がってくることもある」と特例的に一軍に再昇格に踏み切っていたためだ。以後ここまで２試合の先発起用も含め、通算７打数１安打と、期待される長打や打点を稼ぐ快打は飛び出していない。

再昇格後は、相手の先発が左投手だった際には必ず起用されている。ＤｅＮＡは１６日も左腕・東克樹投手（２８）が予告先発。これに指揮官は「まだもうちょっと見ていないと、分からない。だから（中止の）今日もスタメンだった」と、悩める助っ人大砲の早期の本領発揮に期待を寄せていた。