【スターダム】なつぽい 安納サオリからのワンダー奪取へ決意「このタイミングでぽいが絶対に巻きます」

会見に臨んだワンダー王者・安納サオリ(左)と、挑戦者なつぽい

女子プロレス「スターダム」の〝妖精〟なつぽい（２８）が、最大のライバル・安納サオリ（３３）と火花を散らした。

２７日の札幌大会（シャトレーゼ・ガトーキングダムサッポロ）で王者・安納となつぽいのワンダー王座戦が正式決定し、１６日に都内で行われた調印式に２人が出席。前日のセンダイガールズ（仙女）後楽園大会で安納が岩田美香からワンダー王座の奪還に成功したことで、運命のタイトル戦が実現する。

しかも安納は仙女ワールド王座も獲得し、一気に２冠王者に。セコンドに就いて叱咤激励したなつぽいは「サオリ、２冠おめでとう」と改めて祝福すると、ここから一気に戦闘モードに切り替えた。

「私がサオリだけじゃなく、誰にも負けないところは気持ちの強さだと思う。プロレスってスピードとかテクニックとかパワーとか体格とかいろいろなことがあるけど、ぽいは最終的に一番大事なのは心の強さだと思う。それはサオリに絶対に負けないと思っているから」と強気に言い放つ。

５月１８日横浜大会で安納がＶ３に成功した直後、リングに呼び出されたなつぽいは「もう少し待っててくれる？ きっとなつみ（なつぽい）も、今じゃないと思ってない？」と呼びかけられた。

あれから２か月。なつぽいは心身ともに成長したことを実感し、最高のタイミングでの挑戦が実現すると踏んでいる。「私は今じゃないといけない、このチャンスをつかみます。このチャンス、憧れのこの白いベルト、このタイミングでぽいが絶対に巻きます」と強い決意を示した。

さらに安納から「さっき気持ちが負けへんと言った？ 試合で気持ちを１００％出すのって簡単じゃないと思う。でも私には１２０％でちょうだい。私は１３０％で返すから」と求められたなつぽいは、即座に「じゃあ１４０％で返す！」と返答。王者と「１８０％で」「２００％」「３００、４００」と言い合いが続いた末に、妖精は「無限大！」ときっぱり。安納が誇示した白いベルトに静かに手を置き、表情を引き締めた。