【ＷＷＥ】リア・リプリー 黒いバラの意味は…怨敵リブ・モーガンと「サマースラム」で激突へ

リア・リプリーはドミニク・ミステリオ(奥)をガン無視するが…（©WWE）

黒バラの意味は…。ＷＷＥの闇落ち軍「ザ・ジャッジメント・デイ」の〝マミー〟ことリア・リプリー（２８）がドロドロの〝三角関係〟の中、女子世界王座奪回に動き出した。

今年４月まで１年以上、同王座を保持したが、宿敵リブ・モーガンに襲われて右肩を負傷。長期欠場に入るため、ベルトを返上した。リアの欠場中に同王座はリブへと移ったが、同時にリブがリアの相棒だったドミニク・ミステリオを誘惑。先週のロウでもリブとドミニクはリング上でキス寸前になるも、リアが電撃復帰してリブを追いかけまわした。だが、釈明するドミニクを完全に無視して複雑な〝三角関係〟を露呈していた。

１５日（日本時間１６日）のロウ（オハイオ州デイトン）では、怒りの〝マミー〟がオープニングに登場。マイクを持ったリアは「リブは私の大事なものを持っている。それはドミニクじゃない、女子世界王座だ。ここに出てこい！ ボコボコにしてやる」とリブに宣戦布告した。ところが…現れたのは黒いバラを手にしたドミニクで、「マミー、マミー」と話しかけるも、当然のように〝ガン無視〟だ。

ここで、世界王者リブが大型ビジョンに登場。「あなたから全てを奪うと言ったけど、その通りになったわ。ドミニクと一緒に過ごすようになって、彼と見つめ合って、キスをして、本気になっちゃった。あなたがいなくなってから、彼を独り占めしたわ」などと、ソープオペラのような発言を交え、リアを挑発した。

これに王座奪回を狙うリアは「サマースラム」（８月３日＝日本時間４日、オハイオ州クリーブランド）を王座戦の舞台に指定し、リブに挑戦状を叩きつけた。世界王者も「私は、あなたが知っているリブ・モーガンじゃない」とあっさり受諾。これにより、サマースラムでリブｖｓリアの女子世界王座戦実現が決定的になった。

リアはタイトル奪回だけではなく「お前の選手生命も終わらせる」と報復を宣告。ドミニクから贈られた黒バラは放り投げた。バックステージでもドミニクに追い掛け回されて不機嫌なままだったが、そのドミニクはジェイ・ウーソと対戦。ジェイの猛攻を受けピンチになると、リブが現れ、ドミニクを場外に引っ張って救出した。ドミニクは「あっち行ってくれ！」というが、ジェイのキックをくらって場外でリブを押し倒してしまう。そのまま体を入れ替えられ、試合中というのに何とも怪しい体勢に…。

ここで怒りのリアが登場。リブはとっとと観客席に逃げ込んだ。リングに戻ったドミニクは、スピアーからウーソスプラッシュを浴びて３カウントを奪われて敗北。傷心のドミニクがバックステージに戻ると、リアが近づき「ドムドム、はっきりさせておこう。私は誰のものでもないし、アンタのものじゃない」と言いつつ、「アンタは私のもの」と黒いバラを手渡した。

ドミニクは笑みを浮かべたが…黒バラの花言葉は「永遠の愛」「あなたは私のもの」の一方で、「憎悪」「死ぬまで憎む」「あなたを呪う」など〝闇〟の意味もあるというから恐ろしい。女子世界王座をめぐる複雑な〝三角関係〟の行方はいかに――。

この日のロウは「ＡＢＥＭＡ」にて放送された。