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【巨人】阿部監督「うれしいですけど」 5割ターン確定なのに…快勝ゲームで〝怒り爆発〟の背景

東スポWEB / 2024年7月17日 5時23分

試合中も、ベンチでぶ然とした表情を見せていた巨人・阿部監督

巨人は16日の阪神戦(東京ドーム)に2―1で競り勝ち、連敗を2で止めるとともに首位をキープした。すでに前半戦を勝率5割以上で終えることも確定していたが、阿部慎之助監督(45)はお怒りモード。せっかくの白星にも珍しく苦言を連発した背景には、新指揮官第1弾となる〝ムチ入れ〟との見方も広がっている。

阿部監督が怒りをあらわにしたのは、宿敵を倒した試合後だった。今季8勝の相手先発・才木から初回に岡本和、大城卓の連続適時打で2点を先制。自軍先発の山崎伊も7回128球を投げて1失点と好投し、バルドナード―大勢の無失点リレーで逃げ切った。その一方で、打線は再三のチャンスで決定打を欠いた。先制した後の初回も一死二、三塁、3回と7回に満塁機をつくりながら、追加点を挙げられなかった。

これには指揮官も「今日は勝ったんだけど、あんまり気持ちが良くない勝ち方だったので。うれしいですけど、いろんなミスが出たりとか、やるべきことが全くできてなかった」と一刀両断。さらには「ベンチから見ていると『みんなヒーローになりたくねえのかな』みたいに感じた。あんまり言いたくないんだけどさ。『何が何でも!
』みたいなのが見えないし、そういう姿を見せてほしいね」と語気を強めた。

その後も〝阿部節〟は止まらず、報道陣から「ちょっと怒ってますね」と指摘されると「当たり前でしょ(笑い)。何も言わないで『ハイハイ』ってやっていっても、どうしようもない。多少の厳しさは出していかないと」と真意を説明した。

厳しい言葉の数々は至上命令であり、悲願でもあるリーグ優勝に向けた「ギアチェンジ」の意味合いもあるのか。これまでの阿部監督は、交流戦前には「何とか勝率を5割で終えたい」と控えめな目標設定をするなど、大風呂敷は広げずに終始現実的な目線での発言が目立った。

チーム関係者は「(試合前時点で)前半戦残り5試合で貯金5と、たとえ全敗しても前半戦での借金ターンの可能性はなかった一方で、後半戦のスタートダッシュを決めるには、ここはいい形で締めないといけないところ。後半戦は一戦一戦の結果が優勝の行方を左右するだけに、阿部監督のゲキは『そろそろマジになっていけよ』という切り替えの意味合いもあったのではないか」と推測した。

優勝への道筋も、その険しさも知る経験豊富な指揮官だけに、勝利の裏で飛ばした〝阿部節〟はV奪還に向けた一発目のムチ入れだったのかもしれない。

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