激辛チップスで１４人が救急搬送 ヒカキンも３枚でＫＯされた危険度

ヒカキンも８年前にKOされた

１６日午後１時前、東京都大田区の都立高校で体調不良の生徒がいると１１９番通報があった。１５人もの生徒が体調不良を訴え、１４人が救急搬送される騒動となったが、原因は激辛ポテトチップスだった。

昼休みにある生徒が持ってきた激辛ポテトチップスを食べたところ、複数の生徒が体調不良となったという。命に別条はない。問題となったポテトチップスは「１８禁カレーチップス」という商品で、販売会社の公式サイトでは「１８歳未満は食べるの禁止！！」と表記していた。

真っ赤なパッケージで「ブットジョロキア」という激辛の成分を使用しているとアピール。「高血圧、体調不調、胃腸の弱い方は絶対に食べないでください」「この商品を食べた手で目や皮膚のデリケートな部分♡に触れると炎症を起こす場合がありますので、食後はよく手を洗ってください」「この商品を食べ過ぎるとおなかが緩くなる場合がございますので、お一人ではなく、たくさんのご友人とお召しあがりください」などと注意書きもある。

販売会社は「現時点で詳細を把握できていないが、体調不良を訴えた方の一日でも早い回復をお祈り申し上げる」とコメントした。

一体どれだけ辛いのか。有名ユーチューバーのＨＩＫＡＫＩＮが８年前にこの商品を動画で紹介した際は、チップス３枚を一口で食べてＫＯされた。飲み物と氷を口に入れて、「胃がめっちゃ熱い」とソファーに倒れ込んだ。「僕が生きてきた中で１、２を争う辛さです」「罰ゲームで使っちゃダメ」と話し、残りのチップスを封印した。

海外では激辛チップスによる死亡例もある。昨年、米国マサチューセッツ州の若者たちの間で「ワンチップチャレンジ」という激辛チップスを食べる遊びがはやっていた。遊びの結果、１４歳の少年が亡くなったというのだ。ＣＮＮによると、少年の死因は心臓発作だった。

気軽にチャレンジするのはやめよう。