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日本代表MF佐野海舟が不同意性交容疑で逮捕 伊東純也との「決定的な違い」

東スポWEB / 2024年7月18日 5時33分

逮捕された佐野容疑者

ドイツ1部マインツのサッカー日本代表MF佐野海舟容疑者(23)が不同意性交容疑で逮捕され、衝撃が広がっている。重罪による逮捕で、佐野容疑者の選手生命は絶望的との見方も噴出。一方で、サッカー界ではMF伊東純也(31=スタッド・ランス)が準強制性交致傷の疑いで書類送検されるなど、騒動になったことが記憶に新しい。今回の件とはどのような違いがあるのか、レイ法律事務所の河西邦剛弁護士が解説した。

佐野容疑者は14日未明に知人男性2人とともに都内ホテルで30代女性に性的暴行を加えたとして、警視庁本富士署に逮捕されていたことが17日に明らかになった。捜査関係者によると、14日夜に逮捕された。佐野容疑者を含めた3人の認否は明らかになっていない。

佐野容疑者は森保ジャパンの一員として1~2月のアジアカップに出場するなど飛躍が期待され、今月4日付でJ1鹿島からマインツに完全移籍。海外でステップアップを目指す矢先の逮捕劇となり、サッカー界では激震が走っている。

前所属の鹿島は「移籍手続きは完了しておりますが、元所属選手に関する事案であるためクラブとしても大変憂慮しております」と声明を発表。マインツも公式SNSで「情報が不足しているため、これらの報道についてはまだコメントできない。私たちはこの問題をできるだけ迅速かつ包括的に解明するよう努めている」と当惑の色を見せた。佐野容疑者の所属事務所は「捜査中の事案となりますので、コメントに関しては差し控えさせていただきます」としている。

佐野容疑者の逮捕について河西弁護士はこう解説する。「警察はかなり慎重に動いたと思う。現行犯と通常逮捕の違いは、ひと言でいうと裁判所の令状があるか。証拠関係について押さえていると思う。その上で通常逮捕に至っていることがポイントだ」と指摘。「あとは男性3人が否認することはありえる。佐野容疑者と他2人の供述の付き合わせを行って、誰が主犯格なのか、そこに一致があるのか、そのあたりを慎重に見ていくことになる。関与の度合いについて、それぞれ供述が食い違う可能性があるので、そこについても大きなポイントになる」と捜査の展開を説明した。今後は「起訴されれば実刑になる可能性が十分にある」。不同意性交罪で有罪となれば、5年以上20年以下の懲役刑となる。

サッカー界では日本代表の同僚だった伊東が性加害疑惑で騒動になったばかり。佐野容疑者の件とはどのような違いがあるのか。

河西弁護士は「全く違う。裁判所が事件直後に令状を出しているということは、事件直後の警察の裏付け捜査によって、それ相応の資料があったからで、警察も逮捕しようとして令状を取得した。伊東選手の場合は、警察は令状請求をしていない。在宅のまま書類送検している」と事案の発生直後に逮捕まで至っている点を強調。「あと、伊東選手の反論はかなり具体的で詳細。今回の佐野選手の場合は認否が分かっていない。その点でも違う」との見解を示した。

佐野容疑者の今後について、欧州事情に詳しいJクラブ関係者は厳しい見通しを示す。「逮捕ということは警察もクロと踏んでいて、起訴される可能性が高い。そうなれば有罪は確実で、マインツがクビにするどころか、選手を続けること自体が難しいだろう」。佐野容疑者の選手生命は絶望的というわけだ。

森保ジャパン期待の若手の逮捕劇は、日本サッカー界に深刻な打撃を与えそうだ。

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