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【日本ハム】レイエスの変貌ぶりが注目 新庄監督の〝我慢起用〟で「レアード曲線」描けるか

東スポWEB / 2024年7月18日 6時2分

日本ハム・レイエス

不振にあえいだ日本ハムの助っ人長距離砲、フランミル・レイエス外野手(29)の変貌ぶりが注目されている。

ドミニカ共和国出身で身長196センチ、体重120キロの巨漢は開幕前からチームの中軸に期待されながら3・4月は出場19試合で打率1割7分、2本塁打、3打点と低迷。その後も調子を取り戻せず、ついに首脳陣は5月13日に二軍降格させた。

しかし、1か月の二軍調整を経て6月15日に一軍再昇格を果たすと、そこからは別人のような好調ぶり。7月に入っても勢いは衰えず、16日の楽天戦(エスコン)では逆転3ランを放つなど今や打線に欠かせない存在だ。好調理由をレイエスは「今は毎試合打席数を与えてもらっているから」と説明するが、実はこの「打席数」を巡って本人は苦悩を抱えてきた。

開幕当初こそ他選手よりも十分な打席数を与えられたものの、打撃が低迷するにつれ代打での出場が増加。この起用法にレイエスはうっ憤をため込んできた。「打席数を与えられても、毎試合一定数の100打席と、代打中心の100打席では意味合いが全く違う」とまくし立て、鬼の形相でさらにこう訴えた。

「僕は1年契約で来季の保証もない。家族もいて、その家族を養うためにも責任を持って仕事をしている。その中で毎試合代打ではやはり感覚がつかめない。だからこそ毎試合一定の打席数が必要なんだ。そうすれば必ず調子は上がってくる。チーム方針や首脳陣の起用法に反発するわけではないが、これだけは理解してほしい」

新庄監督ら首脳陣はレイエスの思いを察知。6月下旬からはその意向をくむように我慢強く先発起用した。そんな経緯があっての好調ぶりとあって本人も首脳陣もうれしい限りだろう。

来日1年目で夏場から調子を上げた助っ人といえば、日本ハムには2015年から4年間在籍したレアードがいる。開幕直後から打率1割台に低迷したものの、首脳陣が起用し続けたことで夏場に急上昇。最終的に34本塁打、97打点をマークし、18年まで主砲として活躍した。まだ油断はできないが、そんな好例もあるだけにレイエスも「レアード曲線」で好成績を残す。

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