【Ｆ１】角田裕毅の昇格議論が過熱〝運命の一戦〟ハンガリーＧＰへ「準備はできている！」

角田裕毅（カメラ・秋山昌輝）

Ｆ１のＲＢに所属する角田裕毅（２４）の昇格議論が〝運命の一戦〟を前に過熱している。

角田は今季急成長を遂げる一方で、親チームにレッドブルのセルジオ・ペレス（３４）が深刻な不振に陥っており、ドライバーの緊急交代論が高まっている。

英大手モータースポーツ専門メディア「オートスポーツ」が「レッドブルの次のＦ１ドライバーは誰になると思いますか？ コメントで教えてください」と投稿。角田を真ん中に据えて、同僚のダニエル・リカルド、リザーブのリアム・ローソン、フェラーリを今季かぎりで退団するカルロス・サインツの４人にレッドブルのユニホームを着用させた合成画像とともに掲載した。

この投稿に世界中から意見が寄せられており、昇格議論が沸騰。角田を推す声も多く「最速の角田だ！」「ユウキ一択だ」と高い支持を受けている。一方で、ポルトガルのファンからは「角田はガスリーから学んだ…彼は非常に才能があるが、より多くのコントロールを与えられるメルセデスやアストン（マーティン）のほうが適しているだろう」などと移籍をプッシュする声も上がっている。

ドライバーの交代が本格的に検討されるとみられる夏季中断期間まで残り２戦で、今週末のハンガリー・グランプリ（ＧＰ＝２１日決勝）の結果次第では昇格の方針が決定する可能性もある〝運命の一戦〟。角田は大一番を前に自信をみなぎらせている。

チームの公式ホームページで「先週はシミュレーターで時間を過ごし、チームはシルバーストーン以来、非常に懸命に取り組んできた。ハンガリーでは良い週末を過ごせると楽観している。ほとんどのコーナーが低速から中速のハンガロリンクで、マシンのパフォーマンスをさらに引き出すためにどの方向に進むべきかはわかっている。この時期のブダペストはいつもとても暑く、コースではハンドルを回し続けるため、息をつく暇もありません。体力的に厳しい週末になると思うが、このコースでは競争力を発揮できると期待しているので、準備はできている！」と力強く宣言した。

角田が王者昇格へ〝王手〟なるか。ハンガリーＧＰの走りに注目が集まる。