【ＡＥＷ】元相棒マライア・メイが女子王者トニー・ストームに反旗「今、ＡＥＷはマライア一色なの」

トニー・ストームに扮したマライア・メイ　ⒸAll Elite Wrestling

米国・ＡＥＷマットでＡＥＷ世界女子王者のトニー・ストーム（２８）と、元相棒のマライア・メイ（２５）がドロドロの愛憎劇を繰り広げている。

トニーは女子プロレス「スターダム」の白川未奈と取り合いをするほどタッグパートナーのマライアを愛していたが、先週放送の「ＡＥＷ ＤＹＮＡＭＩＴＥ」でまさかの展開が起きた。メインで行われたオーエン・ハート杯女子トーナメント決勝で、マライアがウィロー・ナイチンゲールを丸め込んで優勝。８月２５日（日本時間２６日）に、地元の英ロンドン・ウェンブリースタジアムで開催されるメガイベント「ＡＬＬ ＩＮ」で、トニーの世界王座に挑戦することになった。

セコンドを務めて勝利をアシストしたトニーはマライアと喜びを分かち合い、優勝トロフィーに向かった。ここでマライアが豹変。トロフィーを手にすると見せかけ、ベルトでトニーを殴りつけたのだ。愛するマライアに裏切られたトニーは、額を割られて大流血しながら泣き叫んだ。残忍なマライアはトニーのハイヒールで世界王者の顔面をめった打ちにして、衝撃のバッドエンドとなっていた。

１７日（日本時間１８日）放送の「ＤＹＮＡＭＩＴＥ」では、渦中のマライアが胸中を語る予定だった。ところが、なぜかトニーの入場テーマが流れ、白黒画面となってマリリン・モンロー風のいで立ちの女性が後ろ向きで立っていた。世界王者トニーの登場と思いきや、振り向くとそこには何とマライアが…。〝タイムレス〟に扮した挑戦者に観衆はブーイングを送った。マイクを握ったマライアによると、トニーとの関係はすべてウェンブリースタジアムで王座を奪取するための策略だったようだ。

その上で「私はトニー・ストームであり、今はそれ以上の存在になれる。でも心配しないで、トニー、私はまだあなたを愛している」とマイクアピール。観衆から「トニーを出せ！」のチャントが上がると、不敵な表情で「実際ね、トニー、あなたがひざまずいて、血を流して、泣いて、私の名前を叫んでいたときほど、あなたを愛したことはないわ。あれがあなたの最高のパフォーマンスだった。そして私の最高のパフォーマンスは『ＡＬＬ ＩＮ』で見せるわ。今、ＡＥＷはマライア一色なのだから」と言ってのけた。

サイコな発言ながら、要は地元の〝サッカーの聖地〟でベルトを奪い、ＡＥＷの女子戦線を制圧するということだ。果たして、傷心の世界王者はどう反撃するのか。愛と憎しみが渦巻く女子王座戦の結末はいかに？