蓮舫氏が国民・榛葉賀津也議員を毛嫌いするワケ「貴方に言われたくない」

因縁の蓮舫氏と榛葉氏

前参院議員の蓮舫氏が国民民主党の榛葉賀津也幹事長に苦言を呈したことが話題だ。蓮舫氏は東京都知事選に出馬し落選していた。

蓮舫氏が問題視したのは榛葉氏の会見での発言だった。連合の芳野友子会長が蓮舫氏の敗因について「共産党が前面に出たことで逃げた票があった」と語っていたことに、榛葉氏は「連合という組織からすると国民民主党と立憲民主党と連合が一緒になる、旧民主党の形が戦いやすい。それができていない理由は立憲が共産党と近づきすぎているから」と分析していた。

続けて「芳野氏の言ってることは間違いじゃないと思う。あの選挙だって共産党さんは候補者出してないから左の票は蓮舫氏に入る。だったら真ん中から右を取りに行かないといけないのに、さらに左に寄った」と、戦略ミスがあったと指摘した。

蓮舫氏は１８日、Ｘ（旧ツイッター）で榛葉氏のこうした言葉を伝える報道を引用し、「言っていいかしら？ 貴方に言われたくない」と不快感を表明。

実は、永田町では蓮舫氏と榛葉氏の不仲説がよく流れていた。例えば立憲と国民が合流する前の２０１９年８月に旧・立憲の枝野幸男代表と旧・国民の玉木雄一郎代表が衆参で会派合流を合意したときのことだ。

永田町関係者によると「立憲内部で反対論がありました。蓮舫氏ら参院側が国民の榛葉氏とは一緒にやれないということでした」という。

この直前となる同年７月の参院選で榛葉氏は静岡選挙区から出馬し当選。立憲はこの選挙区に徳川宗家１９代目を榛葉氏に対する刺客として擁立。つまり、ガチンコ対決していたのだ。当時、蓮舫氏も立憲候補の応援に駆けつけていた。

さまざまな因縁があるなら「貴方には言われなくない」という反応も無理はない！？