【体操】宮田笙子がパリ五輪代表を辞退 １５日に情報提供か、代表行動規範に違反が明らかに

会見で頭を下げる（左から）日本代表コーチ・原田睦巳氏、体操協会・西村賢二専務理事、藤田直志会長

体操女子のエース・宮田笙子（１９＝順大）の〝夢舞台〟への道が断たれることになった。

２６日に開幕するパリ五輪代表に選出されていた宮田だが、代表行動規範に違反した疑いでチームの離脱を余儀なくされた。１９日には都内で緊急会見が行われ、藤田直志会長が「協会としては短期間に決断しないといけなかった。宮田さん本人だけでなく、体操協会全体の責任」と声を詰まらせた。

日本協会によると、１５日に事前合宿先のモナコに宮田に関する情報が提供され、聞き取り調査を敢行。喫煙だけでなく、ナショナルトレーニングセンターでの飲酒も確認されたという。ＪＯＣの派遣規定、行動規範に反したため、宮田がパリ五輪の出場を辞退した。

藤田会長は「発言をもとに本人と対話をした」などと振り返った上で「今後の将来に向けて新しい第一歩を踏み出してもらえるように、サポートをできたらと考えている」と語った。