立憲・泉健太代表 裏金問題で自民党議員に要求「交際費の使途を説明せよ」

立憲民主党の泉健太代表

立憲民主党の泉健太代表は１９日に国会内で開いた定例会見で、堀井学衆院議員が公職選挙法違反の疑いで東京地検特捜部による強制捜査を受けて自民党を離党した問題に言及した。

堀井氏は２０２２年頃に秘書や家族を通じて選挙区内の有権者たちに香典を渡す違法な行為を繰り返した疑いが持たれ、１８日に特捜部から公選法違反容疑で東京・千代田区の議員会館などの家宅捜索を受けた。

泉氏は堀井氏に対する関係各所への捜索、離党を受け「（自民党の）裏金問題は根深いということです。結局、堀井氏は２１９６万円、自民党裏金ランキングでいうと８番目の額です。彼自身、２１９６万円は何に使ったのかは説明がなかったです。過去、３月下旬に説明らしきものがあって『交際費』という言い方で終わっている。領収書はない…」と認識を示した。

堀井氏は特捜部の裏金事件捜査過程のなかで選挙区内で香典を配っていたことが伝わっている。

「交際費と説明して領収書もないというほかの自民党議員たちが（堀井氏と）同様のことをやっていないのかどうか。ここは裏金を原資にどんな活動をしていたのか、ここは問われると思う。裏金のそれぞれの議員にですね、裏金議員は使途を説明せよということを改め我々としては訴えていきたい考えています」と泉氏は強く主張した。