【阪神】カギは〝鯉キラー左腕〟大竹か…広島が仕掛ける〝地獄の週末大作戦〟に対抗する！

〝鯉キラー左腕〟大竹

阪神は１９日の広島戦（甲子園）に０―１で競り負け３連敗。投手王国・赤ヘルの「先発４本柱」の一角を占める天敵左腕・床田とは早くも今季５度目の対戦となったが、この日も７回まで無得点と完全沈黙。対戦防御率は１・３０という異次元の数値まで悪化した。

広島、巨人、ＤｅＮＡとのジリジリとした僅差の戦いが続く真夏の灼熱セ界。この４球団による直接対決の戦績はシーズンの行方を大きく左右することになる。２０日のカード第２戦はリーグトップの防御率０・８８を誇る大瀬良との対戦。さらに３戦目はこちらも４本柱の九里との対戦が濃厚だ。新井鯉は前半戦最後のカードで徹底的な虎潰しを期し、強烈な先発陣を次々と叩きつける構えだ。

ただでさえ阪神はリーグワーストとなるチーム打率２割２分４厘の貧打に悩むだけに床田、大瀬良、九里との対戦はあまりにも厄介。敵将が仕掛けた〝地獄の週末大作戦〟はシーズン最終盤まで岡田虎を苦しめることになりそうだ。

広島との直接対決は残り１１試合。未発表の追加日程を除けばホームとビジターの３連戦を３度戦う形だが、その全てが金土日の週末３日間に開催される予定となっている。広島サイドから見れば、虎キラー・床田を軸とした対阪神戦ローテを難なく編成しやすい状況だ。何度も何度も同じ相手にやられているようでは、球団史上初となる猛虎の連覇もいよいよ怪しくなってくる…。

とはいえ虎のローテにも対戦成績２勝０敗、防御率０・４５の好相性を誇る〝鯉キラー左腕〟大竹が健在。虎鯉両将による投の用兵が今後も注目されそうだ。