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【体操】宮田笙子 五輪辞退に同情も…危機管理専門家「昔はよくあったは通用しない」

東スポWEB / 2024年7月20日 6時8分

宮田笙子

日本体操協会が19日、東京都内で緊急会見を開き、女子のパリ五輪日本代表で主将に選ばれていた宮田笙子(19=順大)に喫煙と飲酒が確認されたため、五輪への出場を辞退したと発表した。

宮田の辞退を受けてファンの間では「厳しすぎ」「妥当だ」と意見が分かれる中で、危機管理コミュニケーション学に詳しい東北大学特任教授・増沢隆太氏が取材に応じ、アスリートを取り巻く〝時代の変化〟をこう語った。

「昔はよくあったみたいなことはもう通用しない。今は倫理観、コンプライアンスが格段に厳しくなっている。環境の変化に合わせる必要があり、社会がこのようなことは許さないというのが基本的なスタンスだと思う」

現在は18歳で成人を迎えるも、20歳未満の飲酒と喫煙は法律で禁止されている。「20歳未満の飲酒と喫煙はダメと昔から決まっている。いちいち目くじらを立てなくてもという人もいるだろうが、五輪を含めて税金が絡んでくると一気に批判されるリスクがは高まる」と分析した上で「もはや酒気帯び運転は一発解雇になる絶対に許されないものになった。コンプライアンスの流れは変えられない」と語気を強めた。

かつては未成年のアスリートが喫煙や飲酒をしても、大事にならないケースが数多くあった。ただ、現在は世間の目がより鋭くなっている。

「厳しいプレッシャー下で戦う宮田選手には気の毒な点もあるが、五輪に出る人にはプレッシャー耐性も含めて実力なのではないか」と指摘した。

さらに「アスリートの頂点に立つ五輪出場者ともなれば、守るべきコンプライアンスの水準は劇的に高まる。『タバコぐらいいいだろう』というのはさすがに無理。選ばれた選手とは、そういう環境に置かれているという自覚がないとダメです」と強調した。

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