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【広島】床田寛樹 9勝、防御率1・71もさらなる進化に貪欲「ウィニングショットが欲しい」

東スポWEB / 2024年7月20日 6時8分

床田寛樹

左腕エースが首位再浮上の先導役となった。広島は19日の阪神戦(甲子園)に1―0で勝利し、今月10日以来となる首位に返り咲いた。その原動力となったのは、7回6安打無失点の好投で虎の子の1点を死守した先発・床田寛樹投手(28)だ。

初回の無死一、二塁、7回の無死満塁と2度の大ピンチを踏ん張り、今季9勝目を手にした左腕は「何とか粘り切れたのは良かった」とニッコリ。この日は自己最速タイの151キロの直球が冴えに冴えた。7回のピンチは、その直球を見せ球に坂本を142キロのツーシームで「6―2―3」の併殺。なおも二死二、三塁の場面では木浪を119キロのパームを投じて中飛で打ち取り、緩急もつけて最後まで決定打を許さなかった。

ここまでの床田は110回3分の2を投げ、防御1・71。前半戦だけでも上々の成績だが、実は現状にまだまだ満足していない。球速を上げた150キロの直球、130キロ台のツーシームとカットボール、120キロ台後半のスライダーにチェンジアップ、110キロ台のカーブ、そしてパーム…と、もともと多彩な球種に球速差がある。これをバランス良く投げ分けるのが床田の投球スタイルだ。ただ、本人は「球数は少なく終わりたい」と奪三振数へのこだわりはなく、試合を27球に近い形で終わらせることが理想という。

その究極とも言える投球スタイルを完成形に近づけるため、床田が追い求めているのが「ここ一番で空振りを取れる球」だ。

「無死満塁、無死一、三塁、無死二、三塁みたいな『三振』が欲しい状況で、狙って三振が取れるボール。まだ完投、完封がない。ここまで試合はつくれているとは思いますが、球数を抑え、今より長いイニングを投げれた方がいいと思う。そのため必殺球、ウィニングショットが欲しい」(床田)

新たな球種を手に入れるか、すでに持つ球種をさらに進化させるか…。シーズン中ながら「(巨人の)菅野さんのスライダー、森下のチェンジアップ、大瀬良さんのカットボール…。いつも見てていいなと。欲しいです(笑い)」と考えを巡らせている。安定感抜群の上に、ここ一番での必殺球を備えれば、床田はますます〝無双化〟していきそうだ。

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