【ＲＩＺＩＮ】朝倉未来 新王座に興味なし「皇治選手にプレゼントします」

会見に出席した朝倉未来(左)と平本蓮(右)

格闘技イベント「超（スーパー）ＲＩＺＩＮ．３」（２８日、さいたまスーパーアリーナ）の出場選手登壇会見が２０日に都内で行われ、平本蓮と対戦する朝倉未来（３２）が、新設されるベルトをなぜか皇治にプレゼントすると宣言した。

この試合は完全決着を望む未来と平本の意向を受けて、５分５ラウンド（Ｒ）の特別ルールで行われることが決定。ジャッジは各ラウンド１０点方式による採点（ラウンドマスト）で、３Ｒ終了時点でそれまでのスコアをオープンにすることになった。

会見に臨んだ未来は「この４～５か月ハードな練習をしてきて、今はフェザー級の誰にも負けない自信があります。（ラウンド数は）５分５Ｒでも無制限でもいいですよ。１Ｒから思い切りいきます」と関係なしにＫＯを狙うとした。

大きな注目を集める試合だけにモチベーションは高いとして「（スタジアムバージョンの）４万人の景色は初めて見るんですけど『ＴＨＥ ＭＡＴＣＨ』を超える（ＰＰＶ）５０万件以上というのも目指しているので。チケットの売れ行きとかもすごかったみたいなので、それだけ期待している人も多いのかなと思います」と腕をぶした。

さらにこの試合には「ラストマン・スタンディング」という新タイトルがかけられることになった。榊原信行ＣＥＯによれば同王座は「防衛戦を行うものではなく、ふさわしい試合ごとに都度ルールなどを両陣営と相談して王座戦に認定する」ものになるという。

しかし、未来は「ベルトの話は初めて聞いたんですけど、いらないんで勝って皇治選手にプレゼントします」と、なぜか同じく会見に出席していた〝世界の田中〟に進呈するとした。実はこの直前、皇治が「そのラストマンベルト、俺も欲しいと思いました。最後まで立ってるなら、俺が一番似合うんじゃないかなと…」と色気を見せていたからだ。

戦わずして王座獲得というまさかのチャンスを得たモテてしゃあない男は「ありがとうございます」と、とびっきりの笑顔を見せていた。