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【熊本競輪FⅠ・熊本競輪再建記念】緒方将樹が名選手だった父と〝二人三脚〟でつかんだ地元初勝利

東スポWEB / 2024年7月20日 22時7分

緒方将樹が中継に出演していた父・浩一さんと遠隔記念撮影

熊本競輪FⅠ「令和6年能登半島地震復興支援競輪 熊本競輪再建記念」は20日、開幕した。3058日ぶりとなった本場レースに約3000人のファンが来場して大盛り上がりを見せた。11Rでは緒方将樹(25=熊本)が待望の地元初勝利を挙げた。

レース前に「熊本、まだ勝ってないぞ!」の声も聞こえた。1Rで「(半田)誠が緊張して力を発揮できていないのを見て…」自身にも伝わってくるものがあった。だが「後ろが中本匠栄さんと佐藤幸治さん、腹をくくって前だけを見て」と集中したことが功を奏した。

「毎周毎周、声をかけてもらって、初めてあんな応援の中で走ったので途中ちょっと泣きそうになってました」

熊本競輪の再開を待ち望んでいた地元のファン、そして再開をお祝いするために駆け付けた全国のファン。みんなの込められた思いが全身に沁みた。

今回に向けて熊本の名選手だった父・浩一さん(引退=30期)が組んだメニューを中心に取り組んできた。「苦しいですけどね」と楽ではないが、伝授された教えが大きな1着につながった。

「価値があるレースにできたと思う」

熊本競輪はついに再開がかなった。この再開は「Re:スタート」。ここからまた積み上げていってこそ、だ。初日の走りを準決へつなげ、決勝へ。新しい時代をつくっていく。

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