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中谷潤人PFP1位へ意欲 なるか井上尚弥超え「集中力のいる戦いになる」

東スポWEB / 2024年7月21日 5時3分

KO勝利を喜ぶ中谷潤人

〝ネクストモンスター〟が、〝モンスター〟超えを目指す。20日に東京・両国国技館で行われたボクシング3大世界戦(1試合中止)で、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(26=M・T)が同級1位ビンセント・アストロラビオ(27=フィリピン)を1回2分37秒KOで圧勝し、初防衛に成功。将来的なスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)との対戦を希望した。

指名挑戦者を難なく一蹴した。身長とリーチで上回る中谷は強豪との対戦経験が豊富な相手に対し、序盤から自身の距離を保ってパンチを触れさせず、優位に試合を展開。最後はジャブでガードを上げさせたところに左ボディーを突き刺して相手を悶絶させた。

予想を上回る圧勝に、リング上で「ちょっと早すぎたかな」と苦笑した中谷。米国の権威ある専門誌「ザ・リング」が定めるパウンフドフォーパウンド(全階級を通じたランキング=PFP)で10位にランクされる世界的な評価を得ている王者はビッグマッチを熱望しており、「この試合で統一戦をみなさんが意識してもらえたらいいなと思ったので、どうでしたか」とファンに問いかけた。

バンタム級は4団体の王者を4人の日本選手が占める戦国時代にあり、「このバンタム級で統一戦をして、(階級)上げるか、もっと大きい試合をしていきたい」と闘志を燃やす。中でもWBA王者で井上の弟の拓真(大橋)との対戦を希望しており、「みなさんが望んでいるカードと思うので、そこに向けて準備していきたい」と意気込んだ。

そして、試合後の会見では階級を上げることに言及したことについて問われた。1階級上には4団体のベルトをすべて持つ井上がいる。中谷は、井上を「最終目標ではない」としながらも、PFP1位を最大目標にしているといい、「(勝利すれば)評価をいただける選手。強い選手ですし、集中力のいる戦いになると思います。そこに向けて大事なのは統一戦。そういった舞台を踏んでいかないといけない」と〝モンスター超え〟の意味を説明した。

井上はPFP1位(現在は2位)となった日本史上唯一の選手であり、井上を超えなければ中谷のPFP1位はないのは当然と言える。正真正銘の世界最高の座をかけて日本人同士が拳を交える日は来るだろうか。

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