舛添要一氏 小池都知事を「バカ」呼ばわりで批判「４年間もたないんじゃないか」「論外です」

舛添要一氏

前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が２１日、ＡＢＥＭＡの「ＡＢＥＭＡ的ニュースショー」に出演。都知事選で３選を果たした小池百合子氏の今後の課題についてコメントした。

舛添氏は小池都政の今後の課題として（１）「都市計画…新宿・池袋の再開発」、（２）「江東５区の洪水対策」、（３）「国際金融都市への飛躍」を挙げた。

（１）については「小池さんの最大の問題点は、首都の知事なのに都市計画の発想がまったくないんです」とズバリ。「今、渋谷が相当変わってるでしょ。あれ彼女がやったわけじゃないんです。われわれがやった成果が今出てる。次は新宿と池袋やらないといけない。全然聞かないでしょ。役人任せなんです。都市計画ちゃんとやってください。じゃないと都知事の資格ありません」と厳しく指摘した。

（２）についても「地震対策を言ってるけど、江東５区洪水対策どうするんですか。江戸川、荒川が氾濫したら２５０万人が水没しちゃうんです。それ何も言ってない」とあきれ顔。

（３）については「日本全体が地盤沈下してるけど、東京は国際金融都市に戻らないといけない。ニューヨーク、ロンドンはすごい。今上海の方がすごくなった。だからこれは相当考えないと、日本がダメだから東京を私が上げて日本全体に…ってその思いはいいんだけど、東京からダメになってる」と警鐘を鳴らした。

小池知事の実績である「１８歳以下に月５０００円を支給する『０１８サポート』」や「高校授業料を実質無償化」などについて「バラマキ」と批判する舛添氏は、前出の３つについて「こういう問題点はバラマキでできる話ではないです。頭がないとできないです。だからバカでも金バラまくのは東京都知事ならできるけど、こういうことはバカじゃできない」とピシャリ。

さらに「まあ、要するに小池さんはバカだと言ってることになるんですけども。分かりやすく言うと。カイロ大学卒業したなら、それぐらいの頭あっていいはずなんですけど、ちょっと無理ですね」と続け、スタジオからは失笑が漏れた。

また、小池氏の３期目について舛添氏は「私４年間もたないんじゃないかと思ってる。こんな調子で行って、トランプが向こうで仮に大統領になって、日本叩きをやったときに、東京またダメになったときに、彼女でもつんだろうかという。私の予感だけども、４年もつのかなあという。今のような政策ではちょっともたないんじゃないか。それは有権者が決めることですけども、国政に戻るなんてとんでもない。論外です」と極めて悲観的だった。