【ＤＤＴ】エル・デスペラード 自らマスク剥いでクリス・ブルックスと大流血戦「楽しいな。痛えけど」

いきなり花束で叩き合うエル・デスペラード(左)とクリス・ブルックス

ＤＤＴ２１日の両国国技館大会で、新日本プロレスのエル・デスペラードがクリス・ブルックスに勝利。休養前の最終戦を見事白星で飾った。

このシングル戦をもって休養に入ることを明言しているデスペラードは、反則裁定がなく凶器の使用も認められる「ノーＤＱマッチ」でクリスと対戦した。ゴング前、相手に赤い花束を渡したデスペラードは、自らも花束を手にして殴り合い戦いの幕を開ける。

その後は凶器が飛び交う展開になり、中盤にはハサミでマスクの額部分切られて額を露出させられる。そこにハサミを突き刺され、大流血になったデスペラードは自らマスクをはがして「くれてやるよ！」とクリスに叩きつけた。

その後もお互いの体や額にホチキスを打ち合うなど、凄惨な戦いを展開。さらにクリスにホームの地の利を生かされセコンドの介入を許し、ゴムパッチンなど連係攻撃のエジキになった。だが、敵軍のアントーニオ本多が創作昔話をしようとしている間に炭酸ガスを強奪して吹きかけ、セコンド陣を蹴散らすことに成功。クリスをスピアーで有刺鉄線ボードにたたきつけるなど反撃に出た。

簡単には譲らないクリスから蒼馬刀からプレイングマンティスボムとたたみかけられる場面もあったが、３カウントは許さず。最後はリップロックからロコ・モノでぶっ飛ばし、ピンチェ・ロコでマットに叩きつけて３カウントを奪った。

大流血の末に勝利したデスペラードは「ＤＤＴって楽しいな。痛えけど。きついけどすっごく笑えて、絶対に負けたくない気持ちが出てきて堪能したよ…」と充実を感じた様子。「この１回じゃねえだろ。次はいつか分からねえし、本当にあるか分からないけど」としつつ再戦を望んだ。

一方のクリスは「やっぱりデスぺは強かったね。負けました。だけど生きている感じがします」と満足そうに話していた。