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【阪神】岡田監督が目覚めた猛虎打線に注文「もう1回悪いのを見つめ直す期間」

東スポWEB / 2024年7月21日 23時42分

岡田彰布監督とハイタッチをする大山

眠っていた猛虎打線が突如、目覚めた――。阪神が21日の広島戦(甲子園)に今季2度目の2桁得点となる12―3で大勝。先発野手全員タイムリーを記録するなど打ちまくり、前半戦最後の試合で連敗を4で止め、貯金1ターンとなった。

4試合連続で1点差での敗戦。特に広島には2試合連続で0―1と惜敗していただけに試合前の空気は重かった。この日も2回に先発・西勇が3連打を許して先制点を献上。ただ、1点を追う3回に26イニング連続無得点と打撃不振に陥っていた猛虎打線が27イニングぶりに得点を挙げると覚醒した。

先頭の梅野が左翼線への二塁打で出塁すると、一死一、二塁の場面で中野が左前へ同点適時打。さらに二死一、三塁では佐藤輝、大山、前川、木浪、梅野が怒とうの5者連続適時打を放ち一気にカープを突き放した。

岡田彰布監督(66)は「3連戦に分ければいいんやけどね。つながればみんな後ろに後ろにという意識になる。誰か1本ポッと出ると後ろのバッターが楽になるということ」と苦笑いだ。

重圧から解き放たれた猛虎打線の勢いはもう止まらない。6回は一死一、三塁から近本が右前適時打を放つと、中野が右前打で続き、森下が左翼フェンス直撃の2点適時二塁打。さらに佐藤輝の中犠飛、大山の左越え7号2ランでこの回一挙6点を奪い、試合を決定づけた。

先発・西勇は6回9安打2失点と粘りの投球を見せ、5試合ぶりとなる今季4勝目。その後、ルーキーの石黒を3番手で起用するなど余裕を持って勝利を見届けた指揮官。連覇を期して臨んだ今季前半戦は90試合を戦い終え43勝42敗5分けという結果でオールスター・ブレークに入る。

「どういう野球をするとかそういうんやなしに、自分を立て直すというか、もう1回悪いのを見つめ直す期間。誰一人としていいと思ってないと思うよ。この期間は個人の調子を上げることよ」

岡田監督は球宴の指揮を執るため22日に北海道へ移動する。その間、チームは甲子園に残って練習を行うが、各担当コーチには課題を伝えてあるという。

リーグ4位、Bクラスでのターンとはいえ、首位・巨人との差はわずか3・5ゲーム。混戦の後半戦をどう戦い抜くのか。岡田監督の連覇を逆算した青写真は現実にできるか。

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