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トランプ氏の追加要請を無視 銃撃許したシークレットサービスの〝ずさん警備〟に批判

東スポWEB / 2024年7月22日 5時12分

選挙集会で演説したトランプ氏(ロイター)

トランプ前米大統領が20日、ミシガン州グランドラピッズで暗殺未遂事件後、初の選挙集会で演説した。13日に起きた事件を巡っては、銃撃を許したシークレットサービスのずさんな警備が批判されている。ここに来て、トランプ氏の要請を聞き入れずに強固な警備態勢を敷いていなかった事情が明らかになってきた。

18日の共和党大会では神妙な面持ち、落ち着いたトーンで国民に結束を呼び掛けたトランプ氏だったが、この日はバイデン大統領を「史上最低の大統領だ」とこき下ろした。〝生まれ変わった〟姿ではなく、狂気じみたトランプ氏に戻ったようだった。

トランプ氏は「私は民主主義のために弾丸を受けた」と言い、「全能の神の恩恵によって私はここに立っている」と述べ、神に選ばれて生き延びたと強調。右耳には大きな白いガーゼではなく、目立たない薄茶色のばんそうこうを貼っていた。

そんな中、シークレットサービスの対応が欠陥だらけだったことが報じられている。

米メディアは20日、「シークレットサービスの幹部は暗殺未遂の2年前からトランプ大統領への追加警備を拒否していた」「シークレットサービスは銃撃の数時間前から銃撃犯を監視していたのにトランプ大統領に警告しなかった」と報じた。

ワシントン・ポストによると、関係者が「シークレットサービスの本部がトランプ氏からの追加人員要請を拒否したため、暗殺未遂事件が起きた選挙集会には地元の警察が動員された」と語ったという。

シークレットサービスは、2年前からトランプ氏からの追加警備要請を繰り返し拒否してきたという。トランプ氏がシークレットサービス本部に人材、装備、技術などのリソースを要請すると、本部は独自の裁量で承認または拒否する。拒否した場合、本部は現地事務所に問い合わせ、現地事務所は地元の法執行機関を含む利用可能なリソースで補充するという。現在、警備はバイデン氏と同レベルに引き上げられ、この日も厳重な警備が敷かれた。

また、FOXニュースのインタビューにトランプ氏は「銃撃犯について、シークレットサービスから警告を受けていなかった」と明らかにした。

多くのメディアが報じているように、シークレットサービスや地元警察は襲撃の数時間前からトーマス・クルックス容疑者の存在を把握していた。

しかし、トランプ氏は「誰もそのことについて言及しなかった。誰もそれが問題だと言わなかった。『15分、20分、5分待とう』と言えばよかったのに、誰も言わなかった。それは間違いだったと思う」と話した。

シークレットサービスの数々のミスが表面化している。米事情通は「米国では、シークレットサービスのキム・チートル長官について、バイデン氏のコネで長官になったと報じられています。チートル氏がジル・バイデン夫人と親密だったため、ジル夫人の上級顧問を務めるアンソニー・バーナル氏が推して、長官に抜てきされたというものです。バイデン氏の意向が反映され、シークレットサービスがトランプ氏の警備に手を抜いていたとみられてもおかしくないというわけです」と指摘している。

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